お酒の会

2013年8月17日 (土)

竹鶴を楽しむ会 (2013年)

 今年も、昨年に引き続き、京都、三条猪熊町にある原田商店さん主催で行われる杜氏の石川達也さんを招いての「広島の酒 竹鶴を楽しむ会」 に参加させていただきました。

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 今回は、木屋町にある「酒菜ばんから」さんで行われました。 京都は暑い一日でしたが、鴨川のほとりだけは涼しい風が吹き抜けていました。

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 ずらっと並ぶ一升瓶。 この一升瓶にも面白い話しがありました。

 火入れされたお酒を一升瓶に入れると、最初は、水面はもっと上にあるそうです。そして、王冠をして、お酒が覚めてくると、体積が減少して、瓶の上部に真空部分が出来るとのことです。結果として、王冠の密着度が高まり外の空気の侵入を防ぐそうなのです。 スクリュー栓が多い四合瓶では、このような効果が期待しにくいので、王冠の方が理想的な密封方法だそうなのです。

 王冠の取り扱いがいつも不便(栓を抜いたときに落としたり、内側の栓に手が触れたり・・・)を感じていたので質問したのですが丁寧に教えて頂きました。

 今日、飲んだ、「秘傳」。 このお酒は昭和45年に発売されたお酒で、その後の竹鶴のルーツになっているお酒とのことでした。 石川杜氏は昭和39年生まれだとのことなので、ロングセラーのお酒です。

 途中、田崎真也さんの話題になって、石川杜氏が神亀酒造さんで修行されていた時に田崎真也さんが蔵を訪れたそうです。 そのとき、七号酵母と九号酵母でできた二種類のお酒を試飲してもらいどちらが美味しいか聞いた際に「九号」をとられたので、石川杜氏としてはニヤッとされたそうです。

 まぁ、こんな話しをしながら、あっという間に時は過ぎていきました。

 今年も石川杜氏の温かい人柄に触れることのできた一時でした。

2013年6月22日 (土)

日本酒を楽しむ会 with 斉藤酒造さん

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京都、三条猪熊町にある原田商店さん主催で、斉藤酒造の取締役、藤本さんを招いての「日本酒を楽しむ会」。

20130622_saitosyuzo_02_2 京都堀川商店街にある「むかしとった杵づか」さんで、今が旬の鱧をメインにしたお料理とともに楽しみました。

 原田商店さんでは、酒有夢(さけありてまどろむ)というお酒を看板商品にされており、そのお酒を醸されているのが、斉藤酒造さんです。

 また、今日は、その酒有夢の名付け親でもある、大崎商店さんの大崎さんもお見えになっておられました。


 本日の、お酒のメニューです。

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20130622_saitosyuzo_04 最初の乾杯酒でもある、「酒有夢 スパーリングタイプ」は、この会のために特別に用意していただいたものです。

 瓶の中で、まだ酵母が活性しており、少しずつ、栓を開いては閉め、開いては閉めながらガスを抜くという作業を、藤本さん自ら行って振る舞って下さいました。

 斉藤酒造さんでは、全国新酒鑑評会で14年連続金賞受賞され、平成23年は残念がら入賞にとどまったものの、平成24年は再び、金賞受賞されています。
 

 そして、本日は、その金賞受賞したのと同じお酒を持ってきて下さいました。

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 このお酒は、受賞酒と同じ斗瓶取りされたものだそうで、とても貴重なお酒とのことでした。 王冠には、この斗瓶から取り出された順番のマーキングがされていました。

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 この会で意外で面白かったのは、斉藤酒造さんが金賞を逃された平成23年のお酒の評判が良かったことです。 利き酒で美味しいお酒と、料理を楽しみながら飲むお酒の違いでしょうか。

 藤本さんにも沢山お話を伺うこともでき、色々と勉強になった会でした。


2013年5月12日 (日)

京都獺祭の会

 今日は、京都獺祭の会に参加しました。

20130512_dassai_01 会場は、御所の近くにある京都ブライトンホテル。 会場に入ると、ヴァイオリンの演奏で、開宴前の雰囲気を盛り上げておられました。

 獺祭は、山口県は岩国市周東町にある旭酒造株式会社の造り酒屋さんです。 垂れ幕には「山口の山奥の小さな酒屋」と書かれています。 しかし、今や、通年醸造で1万 6千石の生産能力を誇る、とても「小さな」という形容はできない大きな蔵です。

 とは行っても、それは、社長の櫻井さんが、地道にブランドを確立してきたが故で、社長に就任された当初は700石という、まさしく「小さな酒屋」さんでした。

 そして、現在では、全量が純米大吟醸という希有な蔵なのです。 この蔵の舵を取られている櫻井社長にもお会いできるのが楽しみで参加しました。

 

20130512_dassai_02 開宴となり、まずは、櫻井社長の挨拶です。

 色々と興味深いお話を伺うことができました。

 一つは、社長が京都駅に着かれた時、大河ドラマ「八重の桜」のBGMが流れていたそうですが、長州の酒蔵として、少し複雑な気持ちだったというお話。

 そして、もう一つは、同じ長州出身である安倍首相と話しをしたときに、一つお願いをしたそうです。それは、米の減反政策から酒造好適米を除外して欲しいお願いしたというお話でした。なんでも、旭酒造さんでは、昨年、43000俵の山田錦を調達しようとしていたにもかかわらず、40000俵しか調達することができず、その理由が「減反」によるものだったとのことです。

 今、どこの蔵も山田錦を欲しがっており、需要は極めて高いにもかかわらず、一律の減反政策で山田錦を作っている農家も減反せざるを得ず、結果として、獺祭も求める人がいるのに飲んでいただけないという何のための減反政策なのかというお話でした。

 さて、宴が開かれ、ブライトンホテルの料理に合わせて、次のような色々な獺祭を頂きました。

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 そして、リストに載っていないお酒として、「その先へ」というお酒を一人一杯限定で頂くことができました。 現在、獺祭の中でも最高級品は、「磨き二割三分」ですが、その先を目指して開発してきたものだそうです。価格も四合瓶で30000円になるとのことでした。

 
 この時、失敗したのが、このお酒を、他のお酒で結構、酔った段階で頂いてしまったことでした。一言で言えば「きれいすぎる」お酒でした。本当なら、早い段階でいただけば、もう少し明確に味が分かったのかもしれません。少々残念。

 いずれにしても、同じテーブルに陣取った方達も、獺祭が好きな方ばかりで、楽しく獺祭を堪能できた一日でした。

 帰りは、櫻井社長がおっしゃられた長州の話しを想い出しながら京都御所を散策して家路につきました。

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2012年8月11日 (土)

原田商店さん主催 竹鶴を楽しむ会

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 京都、三条猪熊町にある原田商店さん主催で杜氏の石川達也さんを招いての「広島の酒 竹鶴を楽しむ会」。

 2012年5月の竹原訪問以来、その豊かで優しい味わいの虜になっているのが竹鶴のお酒。

20120811_haradashoten_02 会場は、原田商店さんの近くにある京町家「三条猪熊 なかい」。

 しっとりとした坪庭はとても涼しげです。

 ゆっくりと竹鶴を味あわせていただくにはぴったりの場所です。

 本日の料理は、まずは、井傳さんのお弁当

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 京都らしい、そしてお酒に合いそうな料理です。

 このほかにも、熊本産のカラスミ、長崎産のいかうにと心づくしがありがたく感じました。

 また、この後には、京都王将発祥の地である四条王将の餃子も出していただきました。最初は、「日本酒に餃子?」と思いましたが、驚くくらいマッチしていました。

 そしてお酒は、もちろん全て竹鶴のお酒。 

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 最初に頂いたのが竹鶴の炭酸割り。 炭酸割りの日本酒を初めていただきました。

 酒1に対して炭酸2の割合で割るそうです。それで、だいたいアルコール度数も6%程度になります。 この日はにごり酒での炭酸割りだったのですが、にごり酒は酸度が高いのでそのまま割るだけでさっぱりするそうです。酸度が低いお酒は少し柑橘系の果実をしぼれば美味しく飲めるそうです。

 2番目のお酒はにごり酒を燗でもいただきました。 にごり酒をあまり燗にしないのは甘くなり過ぎるかららしいです。 竹鶴のお酒はにごり酒でも甘くしていないので燗でも美味しく飲めるとのことでした。 たしかにさっぱりした味が印象的でした。

 ところで、このお酒、協会601号酵母と書かれていますが実際には60?号だそうです。601号酵母では、酸度3.7という酸は出ないとのことでした。この時、隣に座られていた竹鶴詳しい方が、「別名、ゴジラ酵母」と教えてくださいました。

 美味しいお酒と料理で時間はあっという間に過ぎていきました。

20120811_haradashoten_06 その間、杜氏の石川さんは、ゲストの皆さんに少しでも美味しいお酒を飲んでもらおうと、自らお酒の燗をつけて下さりながら、そして、色々なお話を聴かせて下さいました。

 心に残った言葉を断片的ですが書き留めておきます。

  • 手造りをすることで人間が謙虚になる。
  • よく、どんな酒質をねらっているのか問われることがあるが、「ねらう」ということが違う。 ねらわない。 自然が与えてくれる。 素材以上のものはできないから、自分にできることはどこまでそれを引き出せるかということ。
  • 放し飼いの酒造りをすることで自然な味わいとなる。 それには醪の声を聴くことが大切。   

 多くの方達とも楽しいお話もでき、本当に楽しい一日でした。

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 帰り際に、原田商店さんで、平成11年度醸造の純米大吟醸を清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入しました。 いつか、大切な日に味わいたいと思います。

 

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2012年8月 5日 (日)

京都 浜町さんでの日本酒を楽しむ会(藤岡酒造蔵元を招いて)

20120805_hamacho_01 京都、三条は木屋町にある浜町さんでのイベント。

 浜町さんが取引されている にしむら酒店 との企画で、4回にわたって行われる会です。

 その第1回目が、「蒼空」を造られている藤岡酒造の蔵元を招いて開催されました。

 蒼空は、普段からよく飲んでおり、伏見に出たときには、必ず、藤岡酒造さんに寄って、併設されいてる “Bar えん”でお酒を頂き、気に入ったお酒を買って帰るのが習慣となっています。

 本日のお品書きとお酒のリストです。

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 一時は閉鎖した蔵を、富山・佐賀・宮城でお酒造りの修行をし再興した蔵元の熱い想いを聴かせていただきながらお酒を頂きました。

 リストには載っていませんが、蔵元が特別にお持ちいただいた「短稈渡船」で醸したお酒も、原酒でアルコール度数も18度とのことでしたが、穏やかな甘みが立ち、まろやかな蒼空らしい味でした。 

 お料理も、お酒にあいつつも、季節を感じさせてくれる京都らしいメニューで、とても美味しく頂きました。

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 周りをみていて人気のあったお酒は、蒼空純米《美山錦》 でしょうか。 皆さん、料理には一番あうとおっしゃっていらっしゃいました。

 蔵元も各テーブルを廻っていただき、お酒を造ってくださってらっしゃる方と直にお話ができる貴重な一時をいただきました。

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2012年7月19日 (木)

純米酒フェスティバル2012大阪

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 2年に一度開催される大阪での純米酒フェスティバル。

 全国より20蔵が会して純米酒を楽しむ会です。

 今回、初めて参加しました。 場所は大阪城北詰にある太閤園です。

 座席は指定制で、テーブルナンバーは、思いもかけず1番でした。

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 どれも魅力的な蔵ばかりです。

 主催者さんによる開会の挨拶に始まり、その後は自由な利き酒会となります。

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 どの蔵のお酒も美味しかったですが、特に心に残ったのが、岩手県の赤武酒造さんの浜娘と、 福井県にある加藤吉平商店さんの梵でしたので書き留めておきます。

20120719_jyunmaisyu_festa_05 赤武酒造さんは、岩手の大槌町にある蔵で2011年3月11日の地震と大津波で蔵が流されるという大きな被害を受けられました。

 ですが、盛岡でお酒造りを続けられ、素敵なお酒を造られていました。

 浜娘というお酒。

 食米の「ひとめぼれ」で作られています。日本酒度は -1 と少し甘めのお酒ですが、優しい口当たりのなんとも言えない慈愛を感じる味でした。

 

 

20120719_jyunmaisyu_festa_06 加藤吉平商店さんは、福井の鯖江市にある蔵です。

 出品されていた「梵 超吟用中取り無濾過生原酒斗瓶囲い純米大吟醸」 ですが、兵庫県特A地区産の山田錦を20%まで磨いたお酒です。

 初めて精米歩合が20%のお酒をいただきました。

 心地よい香りと、すっきりと研ぎ澄まされた味の中から湧き上がってくるしっかりとした米の旨みを感じるお酒でした。 

 同じテーブルの方とも、ゆっくりとお話ができ、楽しい一時でした。

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