広島

2014年3月30日 (日)

小笹屋竹鶴 宿根産雄町 純米原酒 

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  • 醸造元      竹鶴酒造株式会社[広島県竹原市本町3-10-29]
  • 種類        純米原酒
  • 原料米      竹原産宿根産雄町100% (奥元忍氏)
  • 精米歩合      65%
  • 酵母        協会701号
  • アルコール度数  19度
  • 日本酒度     +4
  • 酸度        2.5
  • 杜氏        石川達也氏
  • 醸造年度     2012年(平成24年)

 最近、竹鶴人気もあり、なかなか長期間寝かせたお酒が品薄ということで、竹鶴にしてはまだ若いお酒を買いました。

 最初は冷やでいただきましたが、口に含んだ瞬間、 嬉しい不意打ちというか想像していた以上に美味しく感じました。

 いつも飲む竹鶴と比べると非常にマイルドです。 甘みと酸味がほどよくバランスしていて本当に優しく感じました。 燗にしても好いのですが少し飲んでいると、再び冷やに戻っていました。

 仕事で疲れたときに、少しこのお酒を飲めば元気になれる。そんなお酒です。

 ところで、このお酒の原料米を作っておられた奥元さんがリタイヤされたそうで、宿根産の雄町を使ったこのお酒は、この24BYをもって当分は造られないそうで残念です。

 

2013年1月 3日 (木)

小笹屋竹鶴 純米大吟醸 原酒

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  • 醸造元      竹鶴酒造株式会社[広島県竹原市本町3-10-29]
  • 種類        純米大吟醸原酒
  • 原料米      兵庫県産山田錦
  • 精米歩合     40%
  • 酵母        熊本(KA-1)
  • アルコール度数 15~16度
  • 杜氏        石川達也氏
  • 酒造年度     1999年(平成11年)

 2012年8月11日に京都の原田商店さんで「竹鶴を楽しむ会」に参加させて頂いた際に、それこそ清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入したお酒です。

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 1999酒造年度に醸され、瓶貯蔵されていたお酒です。 お正月のお酒としていただきました。

 瓶を光に透かすと、微かに澱も浮遊しています。

 どのような色? どのような香り? と期待を抱きながらも恐る恐る開栓。

 意外にも、色は4年熟成のお酒と殆ど変わりませんでした。 高貴な雰囲気を醸し出す美しい黄金色です。

 上立ち香。 これも意外にも、爽やかな一陣の風が吹き抜けていくような甘い香り。 確かに竹鶴独特の複雑な様々な香りが入り交じった香りではありますが、これが十余年の歳月を経た竹鶴? と思わせるくらいに軽くて爽快な香りです。 不思議なものです。

 最初から燗にしましたが飲み口も驚きです。 なんて甘くてキレが良いのでしょう。 キレは良いのですが、余韻がいつまでも残ります。優しい手に包まれたような気分になれます。

 個人的には48度付近が好みの味でした。

 2000年に搾られているのでまさに13年もの歳月を経たお酒。 歴史の重みを感じるお酒でした。

2012年7月 7日 (土)

小笹屋竹鶴 生酛 純米大吟醸原酒 無濾過 木桶仕込

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  • 醸造元      竹鶴酒造株式会社[広島県竹原市本町3-10-29]
  • 種類        純米大吟醸
  • 原料米      八反(広島県産100%)
  • 精米歩合     40%
  • 酵母        蔵付酵母
  • アルコール度数 20~21度
  • 日本酒度     +17.0
  • 酸度        2.9
  • 杜氏        石川達也氏
  • 酒造年度     平成21年度(第26号仕込)

 天理にある登酒店で購入したお酒。 なんとなく無性に竹鶴が飲みたくなって買いに行きました。 登酒店さんでお話をうかがうと、「袋吊りの純米大吟醸も入ったばかりですよ。」と。惹かれましたが、お値段を伺うと、4合瓶で7千ちょっととのことでさすがに諦めました。

 前回、竹原の直売所(?)で生酛純米吟醸を買い、とても感動したことから、今回は生酛純米大吟醸を購入してみました。

 パッケージを開けてみると、「木桶仕込」となっていました。これが竹原で社長さんから聞いた木桶仕込のお酒だったのです。

 上立ち香は、先日飲んだ純米吟醸に比べてやや大人しく感じました。それでも個性のある複雑な香りが立ち上がってきます。 香りは、純米吟醸の時とほとんど同じで、スパイシーな香りやイチジクの甘い香りと複雑なのですが、とても心が落ち着く香りでした。

 口に含むと、力強いベースの波が押し寄せてくるのですが、さすがに大吟醸です。吟醸の時にも増して、スパッとしたキレがあります。 少し残念なくらいのキレに感じました。

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 燗にもしてみましたが、これもやはり大吟醸だからでしょうか。

 あまり酒温を上げすぎない方がいいようでした。ですが、温度が冷めてきて30℃少しのところで絶妙な味になるポイントがありました。 でも、本当にピンポイントでした。

 買った4合瓶を二日に渡って飲みました。

 つけ合わせた料理は、一日目は、生の魚介中心で、二日目は、白身魚(カンパチ)を焼いたものにクリームソースかけでしたが、このお酒は、どちらかというと生の魚介類よりも、クリームソースによく合うようでした。

2012年6月 9日 (土)

小笹屋竹鶴 大和雄町  純米原酒

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  • 醸造元       竹鶴酒造株式会社[広島県竹原市本町3-10-29]
  • 種類        純米
  • 原料米       大和雄町(広島県産100%)
  • 精米歩合     65%
  • 酵母        協会701号
  • アルコール度数 19~20度
  • 日本酒度     +3.5
  • 酸度        2.2
  • 杜氏        石川達也氏
  • 醸造年度     平成22年度

 2012年5月12日に竹原市を観光した際、町並み保存地区にある「小笹屋酒の資料館(=蔵元)」を訪ね、その際に購入したお酒。 

 上立ち香はほんのりと甘いお米の香りとカラメル様の香りが漂ってくる程度。冷蔵庫から取り出した直後にいただいても、嫌みな苦みもなく、しっかりとした重みのある甘みとふくらみが感じられます。 その後、常温から燗にしていくとより複雑な味が絡み合ってきます。燗は日向燗程度が、ぢょうど好みに感じました。

 口当たりは、不思議なことにどの温度帯でも心地よい甘みによるまろやかさがあります。それが比較的高い酸度ともあいまって料理を引き立ててくれます。

 このお酒に先立って、5月19日に「生酛 純米吟醸」をいただきましたが、流石に格の違いはあるものの、このお酒も自然の豊かさを感じさせてくれるお酒でした。

2012年5月19日 (土)

小笹屋竹鶴 生酛 無濾過純米吟醸原酒

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  • 醸造元       竹鶴酒造株式会社[広島県竹原市本町3-10-29]
  • 種類        純米吟醸
  • 原料米       八反(広島県産100%)
  • 精米歩合     50%
  • 酵母        蔵つき酵母
  • アルコール度数 19~20%
  • 日本酒度     +11.5
  • 酸度        3.0
  • 杜氏        石川達也氏
  • 酒造年度     平成20年度(第19号仕込)

 2012年5月12日に竹原市を観光した際、町並み保存地区にある「小笹屋酒の資料館(=蔵元)」を訪ね、その際に購入したお酒。

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 重厚な造りの建物は、それだけで威圧感がありますが、中にはいると好々爺風の方が色々なことを丁寧に教えてくださいました。実は、後から知ったのですが、その方こそが、竹鶴の社長さんだったのです。

 竹鶴酒造さんでは、生酛造りに力をいれておられ、その中でも特に木桶による生酛にこだわってらっしゃるとの事でした。 「8月の酒造りがお休みの間にも、木桶を80℃のお湯で殺菌するんですわ。」とこともなげにおっしゃる姿を見て、安全醸造の全く逆をいく姿に感銘を受けました。

 当然のことながら酵母も蔵つき酵母でお酒を醸され、一定の期間寝かせてらっしゃいます。 この商品の中に入っていた生酛についての説明書きがされた一枚の紙片にはこう書かれていました。

   「生酛の酒は、当たり前なのに何か違う、究極の“放し飼い”の酒です。」

「毎年、味が少しずつ違うんですわ。」とおっしゃりながらも、何か、それを楽しんでおられる姿を見て、どうしてもこのお酒が欲しくなり購入しました。

 瓶の裏ラベルを見てください。 酒造年度はもとより、仕込みタンク(桶?)の番号まで記載されています。 きっと、年度だけではなく、仕込みタンクによっても味が変わってくるのでしょう。

 社長さんは気さくな方で、竹原三蔵のお酒が飲める美味しい食事処を伺うと、「ますや」さんを紹介して下さり、さらには、電話で予約までして下さりました。 この「ますや」さんというお店。以前、東急ホテルでシェフをされていたご主人が竹原の地に店を構えておられ、和を中心にしながらも洋のセンスを取り入れた美味しい食事を食べさせていただきました。また、どの料理も竹原のお酒にしっくりとなじんで至福の一時を過ごすことができました。 そしてこの時に、お店を紹介して下さったのが竹鶴酒造の社長さんだということを知りびっくりしました。

 さて、このお酒、日本酒度+11.5、酸度3.0 分析値だけでも圧倒的な強さを感じさせてくれますが、まず、香りを嗅ぐと、一言では言い表せないような複雑な香りが絡み合っています。 スパイシーな香りがあるかと思えば、イチジクのような甘い香りも、また、竹原の翌日に行った鞆の浦名産の「保命酒」の原料となっている生薬のような香りも漂ってきます。普通、香りは段々と鼻がバカになって分からなくなってくるのですが、このお酒は、いつ嗅いでも力強い香りがします。

 口に含むと、より複雑な味が押し寄せてきます。 冷やで飲むと苦みが立つのですが、燗にすると、しかも、熱燗くらいがちょうどまろやかになります。 そこから燗冷まして日向燗あたりで再びまろやかな味が戻ってきます。

 高い日本酒度にもかかわらず、どの温度帯でも不快なアルコール感はなく、気がつくと気持ちよくなっているという感じでした。

 無濾過で4年の熟成を経たお酒。色は黄金色に輝いていました。 まさに自然が生み出した宝とも思えるお酒でした。

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