奈良

2014年1月 1日 (水)

純米大吟醸原酒 春鹿(限定品)

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  • 醸造元     今西清兵衛商店[奈良市福智院町24-1]
  • 種類       純米大吟醸
  • 精米歩合    50%
  • 杜氏       古川武志氏

 2013年6月の春鹿寄席の際に買ったお酒。
 すぐに飲もうかどうか迷いながら、結局半年間、寝かせてしまいました。

 正月の姉の家とのパーティで披露。

 半年間寝かせた結果かもしれませんが、春鹿にしては、“とろーり” とした質感のお酒でした。 味の方も、しっとりと落ち着いた味で、馴染みのある華やかな春鹿とは一線を画していました。
 

 義兄の言葉を借りると、噛むように飲めるお酒。

 とても好評で、あっという間になくなってしまいました。

 

2013年11月 3日 (日)

春鹿 零下二百十日熟成 純米吟醸生原酒

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  • 醸造元       今西精兵衛商店[奈良市福智院町24-1]
  • 種類        純米吟醸生原酒
  • 原料米       山田錦
  • 精米歩合      55%
  • アルコール度数 17度
  • 日本酒度     +3
  • 酸度        1.4
  • 杜氏        古川武志氏

 昨年、春鹿寄席で振る舞われて、とても美味しいと感じたお酒です。 氷点下で210日間熟成させた生原酒。 贅沢なお酒です。

 春鹿らしい、柔らかいフルーツを思わせる香り。 口に含むと、最初は香りの余韻が引き続き、鼻孔をくすぐりますが、不思議なくらい落ち着いた味わいになり、のど元に入るときにはお米の旨みと原酒らしいしっかりとしたアルコール感を感じます。

 華やいだ楽しい場所で、乾杯に使いたいと思えるお酒です。

2013年3月 2日 (土)

純米大吟醸 春鹿 蔵出限定品

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  • 醸造元       今西精兵衛商店[奈良市福智院町24-1]
  • 種類        純米大吟醸 生酒
  • 原料米       山田錦
  • 精米歩合     掛米 35%  麹米 40%
  • アルコール度数 16度
  • 杜氏        古川武志氏

 2013年2月16日に行われた春鹿寄席で、覗いたショーケースにあったお酒。 蔵出限定品という文字に惹かれて購入。

 
 
 上立ち香。 これぞ春鹿と感じさせてくれる、リンゴとメロンの香りがふわっと立ち上がってきます。 気持ちが明るくなる・・・ そんな香りです。
 

 口に含むと、心地よい香りがそのまま凝縮されたような香り高く、そして、生酒らしいフレッシュ感がありました。 桜の季節にお花見に持って行きたい。 そんなお酒です。

 

2012年10月27日 (土)

純米大吟醸 春鹿 斗瓶囲い

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  • 醸造元       今西精兵衛商店[奈良市福智院町24-1]
  • 種類         純米大吟醸 生酒
  • 原料米       山田錦
  • 精米歩合      掛米 35%  麹米 40%
  • アルコール度数  15度
  • 日本酒度      +4
  • 酸度         1.3
  • アミノ酸度     1.1
  • 杜氏         古川武志氏
  • 醸造年度      2011年度

 春鹿寄席で蔵元に行った際、たまたま、ショーケースにありました。昨年もこのお酒を購入し、気に入っていたお酒です。

 2011年度醸造ということで1年間寝かされたお酒です。

 上立ち香は、品の良いリンゴ香が心地よく香ります。 春鹿の真骨頂的な香り。 この品の良い香り求めて春鹿を飲みます。

 口に含むと、爽やかな一陣の風が吹き抜けていくような気持ちに。 熟成を経ているからか豊かなふくらみも感じます。

 いつもながらついつい杯が進むお酒でした。

2012年5月 5日 (土)

春鹿 純米生原酒 木桶造り

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  • 醸造元      株式会社今西清兵衛商店[奈良県奈良市福智院町24-1]
  • 種類        純米生原酒
  • 原料米      ヒノヒカリ(奈良県産)
  • 精米歩合     70%
  • アルコール度数 16%
  • 日本酒度     -9
  • 杜氏       古川武志氏

 4月28日に開催された春鹿寄席でお邪魔し、その時の懇親会の際、今西社長より勧められて購入したお酒。

 四段仕込みということで日本酒度も-9という甘口系のお酒。

 上立ち香は微かにフルーツの香りが漂ってきます。口に含むと、甘い香りが口いっぱいに広がります。 また、単に甘いだけではなく、少し“とろっ”としたとろみ感もあります。しかし、原酒の強さでしょうか、しっかりとしたアルコールの心地よい苦みが追いかけてきます。

20120505_harushika_kioke_02 実は、このお酒、3月3日に蔵元を見学した際に、醸された木桶を見ていました。

 ヒノヒカリという地場の食米を使って醸され、なおかつ四段仕込みという、普段あまり口にすることの出来ないお酒でしたが、口当たりが良く、筍の木の芽和えとは絶妙の取り合わせで食の旨みを引き立ててくれました。

 日本酒度の表記以上に甘く感じるお酒ですので、良く冷やして飲むことが肝要かと感じました。 

2012年4月21日 (土)

生酛純吟 睡龍

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  • 醸造元      株式会社久保本家酒造[奈良県宇陀市大宇陀出新1834]
  • 種類        純米吟醸
  • 加熱方法     二回火入
  • 原料米      山田錦
  • 精米歩合     50%
  • 酵母        協会7号
  • アルコール度数 15%
  • 日本酒度     +6
  • 酸度        1.5
  • アミノ酸度     0.5
  • 杜氏        加藤克則氏
  • 酒造年度     平成19年度

 2012年2月5日に近鉄電車主催の「酒蔵みてある記」というハイキングで久保本家酒造さんを訪れた際に購入したお酒。知っている限りでは奈良で唯一、生酛づくりにトライしている酒造です。

 最初から、生酛純吟を買うつもりでした。 お店で渡されたお酒を見ると19BYと記されていました。約5年にわたる熟成を経た貴重なお酒です。

 上立ち香は7号酵母らしい落ち着いた香り。コハク酸を主体としたしっとりとした香りが気持ちを落ち着かせてくれます。 口に含むと、インパクトは強くないものの、香りと同じくしっとりとした旨みが口に広がります。

 一見して、冷やで飲むよりは燗にむくお酒です。ぬる燗が、トロリとした味になる好みの温度でしたが、熱燗にまで温めても、決してむせ返るようなことはなく、また一味違った世界を楽しむことができました。

 少し寒くなりかけた秋の夜長に、物思いにふけりながら飲みたいと思えるお酒でした。   

2012年3月18日 (日)

純米 朱雀門

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  • 醸造元       奈良豊澤酒造株式会社[奈良市今市町405番地]
  • 種類        純米酒
  • 加熱方法     二回火入
  • 原料米       山田錦
  • 精米歩合     62%
  • アルコール度数 15% ~ 16%
  • 日本酒度     +2
  • 酸度        1.7
  • 杜氏        藤沢忠治

20120318_suzakumon_03 2012年2月29日に近鉄電車主催の「酒蔵みてある記」というハイキングで奈良豊澤酒造さんを訪れた際に購入したお酒。

 奈良豊澤酒造さんは、6000石を誇る非常に大きな酒蔵です。

 天気も良く1933名という非常に多くのハイカーがこの酒蔵を訪れました。

 予め見学ルートが整備されており、一つ一つの工程が手に取るようにわかりました。 下の写真は、醪タンクのある部屋です。 開放タンクでの作業性がとても良さそうな作りでした。

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 会場には、次のような説明板がありました。

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20120318_suzakumon_06 このお酒は、会場で試飲させていただき買ったお酒です。試飲したときから買おうと決めました。

 試飲は常温(気温も低く少し冷たい温度)に近い温度でさせていただいたのですが、若干、苦みが立っているようには感じましたが燗にすればいい味になるのではないかと思いました。

 果たして、燗にすると、人肌燗あたりで、とてもまろやかな風味になります。冷やで飲んだときの苦みは完全に消え、甘みが際だってきて、ともすればアルコールを飲んでいるという意識すらなくなるようでした。

 決して派手なお酒ではありませんが、つい、もう一杯飲みたくなる、そんなお酒でした。

 

2012年3月17日 (土)

純米大吟醸 生駒宝山

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  • 醸造元      上田酒造株式会社[奈良県生駒市壱分町866番地の1]
  • 種類        純米大吟醸
  • 加熱方法     二回火入
  • 原料米      山田錦
  • 精米歩合     50%
  • アルコール度数 16% ~ 17%
  • 日本酒度     +5.0

20120317_ikomahozan_03 2012年2月12日に近鉄電車主催の「酒蔵みてある記」というハイキングで上田酒造さんを訪れた際に購入したお酒。

 1472名という多数のハイカーの数にもかかわらず、丁寧に蔵の中を見学させていただきました。

 生駒山系の水を仕込み水として酒を醸されている小さな蔵です。

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 さて、上立ち香は優しい林檎の香り。 決して香りが主張することをせず、心地よい爽やかな気持ちにさせてくれる香りです。 含み香も涼やかなフルーツの香りですが、舌の奥まで転がすと、どっしりとした苦みも感じることのできるお酒です。

 緩急がはっきりしていて、連続的に飲むよりも、少し間を開けて飲むと、新しい香りが感じられるお酒でした。

2012年3月10日 (土)

千代酒造

20120310_chiyosyuzo_01 近鉄電車主催のツアー「千代酒造見学と地酒飲み比べ」に参加し訪れました。(よろしければ、こちらもご覧下さい。)

 千代酒造さんは「櫛羅」、「篠嶺」という地元の地名と仕込み水を抱いてくれている山(葛城山)の名前をお酒のブランドとされています。

 本日は、蔵元の堺さん自らが蔵の説明に当たってくださいました。

 まずは精米処です。

 奈良県の酒蔵で自前の精米機を持たれているのは三蔵だけで、その一つがここにあります。

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 出てきた糠の一分が床にこぼれていましたが、白糠は本当に綺麗でした。

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20120310_chiyosyuzo_04 精米されたお米は、まだ熱をもっているのと、精米中に飛んだ水分を取り戻すため、しばらくの間、保管されます。

 これを「枯らし」と呼びます。 30kgの米に対して300gくらいの水分が戻ってくるそうです。

 しかし、最近の研究では水分を戻さない方が良い場合があるとのことで、麹米用のお米に限っては、水分の戻りが無いようにラップを巻いて保管されておられました。

 続いて、洗米です。 

20120310_chiyosyuzo_05 単に水で米を洗うのではなく、流水中に空気を巻き込むことにより泡で洗うのだそうです。

20120310_chiyosyuzo_06 そして、その役割をするのが洗米機ですが、この泡で洗うという仕組みが特許になっていて、この特許を使うことの許諾を示すシールが製品の価格の大部分を占めるらしいです。

 洗米から、次は浸漬工程です。 米の精米歩合によって浸漬時間は変わってきます。精米歩合が低い米は長く、高い米は短く、水切りとのタイミングでいろいろと難しいらしいです。 浸漬後の水切り器の奥はシャッターになっていて、それを開け放つと・・・

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 篠嶺山(葛城山)が前面に見ることが出来ます。 蔵元は、この山から得られる水の恵みにとても感謝されておられました。

 ちなみに高級酒の水切りはこのような機械を使うのだそうです。 コンプレッサーらしき物がついているので真空引きになるのでしょうか。

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 浸漬が終わると、次は、蒸米工程です。 このような甑釜でお米を蒸します。

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 約1時間かけて蒸すそうです。過熱蒸気も作れるそうです、タイミングに応じて切り替えるとのこと。 釜に掛けられているのは“ダミー米”と言って、どうしても一番底が強く蒸されてしまうため、ダミー米を底に敷くことにより均一化を図っています。

 やはり、最近の燃料費高騰は痛いとのことでした。

 蒸し上がったお米は、放冷器で冷やされます。

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20120310_chiyosyuzo_12  さて、いよいよ、麹作りです。

 これが種麹となる黄麹です。

 これを米に植え付けると・・・

20120310_chiyosyuzo_13 こんな米麹ができあがります。

米麹を食べさせていただくと、カリッとしていて、それでいて、口の中でとろりととろけて甘い香りが広がります。

 米麹の造りには、よほど思い入れが強いのでしょう。 難しいお話を時間をかけて、とても詳しく説明して下さいました。

 この扉の向こうが製麹室になります。

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 次に案内していただいたのが酒母タンクです。 貴重な酒母タンクを覗かせていただくことができました。

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 酒母タンクは、中央の背の低いタンクで、それ以外は仕込みタンクになります。

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  仕込みタンクも、色々と中を覗かせてくださいました。

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 ここでは醪酒を振る舞っていただきました。

20120310_chiyosyuzo_19 そして、最後は搾りです。 この日は、やぶた式の搾り器がまさに稼働中でした。

20120310_chiyosyuzo_20  搾られたお酒はタンクの中に少しずつ溜まっていきます。

 この空間は甘美な香りが充満していました。

 これが、たった今、搾られたお酒です。

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 とても美しい色をしています。

 一つ一つの工程の説明をとても詳しくして下さった蔵元の堺さんの情熱に触れることのできた一日でした。

 

2012年3月 3日 (土)

春鹿醸造元 今西清兵衛商店

20120303_imanishiseibei_01  西の京にお店を構える「きとら酒店」さん主催の蔵元見学会に参加させていただき訪れました。

 春鹿というお酒は大好きで、普段からよく飲みますし、今年の1月21日には蔵元主催の寄席「春鹿寄席」にも寄せていただき楽しい一時を過ごしたりもしていましたが蔵内を見学するのはこれが初めてです。

 春鹿の中野さんに詳しく蔵の中を案内していただきました。

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 まずは、精米所です。奈良県の酒蔵で自前の精米機を持たれているのは三蔵だけで、その一つがここにあります。

 40% まで磨くには4日間をかけるとのことでした。精米の進行は最初の70%くらいまでは比較的早く進められても精米が進むにあたって、お米が割れるのを防ぐためにゆっくりと進めるとのことでした。

 精米歩合は重量で管理されていて、出てくる糠の重量を元に精米機が精米歩合を管理しています。

 吟醸酒用の糠を見せていただきましたが、もはや、糠というより、見た目は片栗粉に近いようなものでした。

 

20120303_imanishiseibei_03 次に案内していただいたのは、高級酒用の搾り器です

 いわゆる、舟というやつです。

 本日は、稼働することなくお休み中でした。

20120303_imanishiseibei_04 社訓でしょうか。

 「春鹿の基本理念」と書かれた看板が吊されていました。

 このあとは、また精米以降の工程に戻り、まずは、蒸米装置です。

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 まだ造りの真っ最中で、蔵人の方も忙しそうに働いてらっしゃいました。

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 そして、これがKOS式自動製麹装置です。

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 最後に見せていただいたのは、醪タンク室です。春鹿さんでは、出来るだけスペースを有効に使えるように、このような開口式タンクを利用されているとのことでした。

 この部屋に入ると、なんとも良い香りが漂っています。

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 タンクの中では発酵が進んでいました。

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20120303_imanishiseibei_10 きとらさんと春鹿さんのご厚意で醪(白滴として搾られるお酒だそうです)の味見もさせていただくことができました。

 我々の見学が終了すると、4連の換気扇を動かされました。確かに、これだけのタンクで醪が発酵していると、それだけでも室内の二酸化炭素濃度は上昇すると思います。

 春鹿は、元々、春日神鹿という名称だったのだそうですが、この中から2文字をとり、「春鹿」という名にしたそうです。 

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 その昔、玄米仕込みから始まった酒造りが、諸白となり、段仕込み、濾過、火入れと奈良の僧坊で進化してきた。 その深い歴史と味わいを楽しむことができました。