比叡山-坂本本坂から雲母坂-
「目指せ!燕」訓練山行 第2弾。今週は、比叡山に行ってみることにしました。京都側、滋賀側、双方からいくつかルートがあります。中でも、滋賀の坂本を起点とする本坂は、開祖の最澄が辿ったとされる、いにしえの表参道。ここから登ることにしました。
住吉大社の脇、大きな灯籠が左右に並ぶ立派な石段から山へと入っていきます。歴史を感じさせます。
ほどなく南善坊というお寺に出ます。境内に立ち寄ると、お不動様の両脇を秋海棠が彩っています。初秋の気配です。
諸堂の屋根越しに琵琶湖が見えます。
南善坊から垢坂の石段を登っていくと、ほどなく細い山道に出、さらに進むと、路面が自然の土のままの坂道が続くようになります。道幅が広く、参詣が盛んだったであろう往時が偲ばれます。歩きやすいのですが、雨水で中央の土が大きくえぐれているので、浸食のない両脇を辿ります。
途中、数人とすれ違いましたが、皆ことごとく独り歩きの登山者。残暑が厳しいこともあり、近隣の方の訓練山行が多いのでしょうか。
小一時間で、延暦寺根本中堂に到着。拝観はせず(堂内の様子は、こちらのリンクをどうぞ)、茶屋で一服の後、阿弥陀堂の裏から再び山道に入って、最高地点の大比叡に向かいます。道が分かりにくいので、下りてくる人たちに尋ねながらの道行き。それでも途中、通り過ぎてしまったので、スマホの登山地図アプリを見ながら、ようやく大比叡に到着。京都の東北を守護する比叡山の山頂。鬱蒼とした杉木立の中に、三角点だけがひっそりとありました。
京都側に下っていくと、北側に大原の里への眺望が開けます。ガーデンミュージアム前のバスターミナルの前からは、琵琶湖が見えます。ここからは、道案内の表示と地図を突き合わせながら、京都側に下山。千日回峰の修行道やら京都一周トレイルやらが入り交じって、ちょっと複雑。他の登山者の行く方向を見ながら、表参道、雲母坂へ。雲母坂に入ってほどなく、「尾根道」の表示があったので、歩きやすそうなそちらに進みます。木漏れ日の明るい、気持ち良い自然林の道。ふと下を見ると、苔むした岩の合間を深く彫り込んで、人一人通れるほどの細い道が走っています。う~む、そちらの谷道のほうが古めかしい風情ありげ・・・ 次は、そちらにしてみよう・・・
1時間強で、修学院の雲母橋に到着。本日の行程を終えました。また道を変えて、来ることが出来ればと思います。
« 生駒山-摂河泉コースから宝山寺- | トップページ | 奈良にブルーインパルスがやってきた »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント