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梅雨の晴れ間ならぬ曇りの1日、奈良屈指の紫陽花の名所、矢田寺に出掛けてみました。
山域に入ると、塔頭の一つ、大門坊のお堂の前に沙羅双樹の花が咲いています。
本堂と御影堂にお参りして、紫陽花園を散策。矢田丘陵の谷がちな地形をよく活かしています。
色とりどり
青の空間
森の情景
紫陽花園を出て、南僧坊で精進料理の昼食。大和盆地を見下ろす庭園もあって、ほっこりできます。
境内には、丘陵を利用した八十八カ所霊場もあります。山頂には展望台もあるとか。一度、巡ってみたい・・・
その後、バスで大和郡山まで戻り、ちょっとだけ城下町をぶらぶら。お城から、水路の残る紺屋町を歩きます。
資料館になっている箱本館「紺屋」
散策の後は、奈良町に出て、恒例の春鹿寄席。
本日の出演者はなんと4人 主催で創作と古典の2本立ての笑福亭純瓶さん、当代文枝作の創作を演じると右に出る者のいない桂三歩さん、勢いのある達者な話風の笑福亭べ瓶さん、若手の林家愛染さん。
落語も交流会も盛り上がって、お開きとなったのでした。
大台ヶ原を歩くと、正木峠から正木ヶ原にかけて、こんもり丸い五枚葉の木に覆われているのに気付きます。五葉躑躅(ゴヨウツツジ)と呼ばれる、シロヤシオです。初夏は白い花、秋は紅葉が美しい木。この春、シロヤシオの花は当たり年。初めてその花の姿を見に、出掛けることにしました。
早朝、登山口へ向かうドライブウェイから見ると、峰峰の上を雲が滝のように流れています。
駐車場に車を置いて、歩き出します。
清々しい高原の木漏れ日。
霧が多く、残念ながら日出ヶ岳からの熊野灘の眺めはありません。正木峠に向かって緩やかに木道を登っていくと、いよいよシロヤシオの森。
白い花がびっしりと垂れ下がっています。
露に濡れて・・・
木道をさらに登って・・・
正木峠の頂き付近。霧が少し晴れてきました。
木立の中に白い花が霞のように散りばめられています。
峠を正木ヶ原の方に下っていきます。
牛石ヶ原付近。青空を背に。
薄桃色を帯びた花も。
大蛇嵓の辺りには、曙ツツジも残っています。
霧で見通しのない大蛇嵓を後にし、
再び森の中へ。
どこか神秘的な風景です。
シオカラ谷には、名残の石楠花。
石楠花も当たり年だったこの春。
見事だったことでしょう。
吊り橋を渡って・・・
更紗灯台(サラサドウダン)の揺れる坂道を一登りして、駐車場に帰り着きました。
山歩きの後は、小処温泉へ
せせらぎのほとりにあり、ひっそりと自然に溶け込んだ、秘湯らしいこじんまりした温泉。
道端には、白い空木。花に彩られた1日でした。
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