霊山寺のバラとスリランカ料理
1週間遅れの母の日、Taka母様を連れて霊山寺のバラ園を訪ねました。真言宗のお寺にバラ。不思議な取り合わせですが、第二次大戦でシベリア抑留を経験した住職が平和を願って、寺の鬼門の方角に植えられたのだそうです。
奈良には、他にもバラで名高い寺があり、うち「おふさ観音」ではバラの咲く庭を仏の世界に見立て「花まんだら」と名付けています。極楽浄土の花園なのですね。
境内入り口には鳥居があり、神仏習合の大らかさが漂っています。
バラ庭園に足を踏み入れると、色とりどりのバラが迎えてくれます。
噴水オブジェとコラボ。設計は京大農学部。
華やかなアーチ。
色の饗宴。
喫茶室のテラスでバラのアイスクリーム。
空に向かって・・・
陽光のごとく。
艶やかな彩り。
バラを堪能した後は、国宝の本堂に参詣。鎌倉時代の建造です。
寺院自体は、天平年間、孝謙天皇により建立。病気平癒を祈願したことにちなんで、境内には日帰り入浴の出来る薬師湯などもあります。真言密教の寺らしく、山道を辿って奥の院まで行くことも出来ます。またの機会に訪ねたいところ。
お寺を出て、新緑の生駒山をドライブ。
遠くアベノハルカスが霞んでいます。
締め括りは、山麓のスリランカ料理ラッキーガーデン。夕景から夜景へと変わっていく大和盆地を眺めながら、朝採り野菜とスパイスの効いた料理を味わいました。皆にとって充実した母の日でした。
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コメント
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極楽の蓮池と天国のバラ園は隣り合わせだと思っていましたが…
なるほど、薔薇曼荼羅もあるのですね。紫陽花寺といい、戦後のお寺は華やかです
投稿: snowdrop | 2017年10月 1日 (日) 16時10分
洋の東西に捕らわれず、自由に解釈しておられるようですね。
花々は人為的な文化の境を越えて、地上の垣根の及ばない天上の世界を飾る。。。
ということなのでしょうか
綺麗な花は心を明るく活き活きさせるので、根本のところでお寺の存在意義に適ってるのかもしれませんね。
投稿: Elli | 2017年10月 3日 (火) 18時18分