水仙香る蓬莱山と琵琶湖の眺め
五月晴れの空が広がっています。GWは終わりましたが、一年でもっとも良い季節はまだまだ続きます。平日ですが、お休みを取って滋賀の蓬莱山へ行ってみました。HPの情報では、水仙が見頃とか。また手頃な縦走ルートも充実している様子。山道を2時間で登ることも出来ますが、今回は週の中日ということもあり、ロープウェーを使って、のんびり山上で散策することにしました。
眼下に広がる新緑。山腹を上がるにつれ、季節を遡り、柔らかく萌える新芽の色が、点描のようなっていきます。数分の空中散歩で、標高1087mの山頂駅に到着です。
冬はスキー場となるびわ湖バレイ。リフトを横目にならだかな草地を歩くと、ほどなく水仙の丘。遠目からだと緑の斜面に黄色がまばらにしか見えませんが・・・
近付くと一面の黄色。
青空へ延びる小径を登り・・・
水仙の丘から、蓬莱山へ。
標高1174mの山頂は、広々した草原の丘。
青い水を湛えた琵琶湖を見下ろします。
その先には、笹原に延びる緩やかな縦走路。
右手前方、蒼色の小さな窪みのように見える小女郎ヶ池を目指します。
森と琵琶湖を眺めながら、のんびりと歩く道。
振り返れば、蓬莱山。
小女郎ヶ池に到着。伝説があります。麓に住む若い妻(お孝)が薪採りの最中に、この池の主である蛇の化身の青年に魅入られ、夜な夜な池まで通うようになります。不審に思った夫が後を付けると、お孝は自分の左目をくり抜き「赤子に乳の代わりにしゃぶらせるように」と言付けて、池へ入ってしまいます。池の名の由来は、孝女郎が転じて小女郎になったと伝えられています。
ここでお弁当。
池から蓬莱山に戻る道の辺、小梨の花も咲いています。
水仙の丘に戻ると・・・
午後の陽を受けて、水仙の花びらが煌めいています。
透けるような黄色の花の群れ。
水仙と琵琶湖の眺めを堪能して、朝よりも青い湖面を見下ろしながら、再びロープウェーで山を降りました。 色んなルートがあるようなので、また訪れてみたいです。
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コメント
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鶯の初音を聞いて、郡山の雛人形の記事を見に来たら…
記事がいくつもアップされていて嬉しい驚きです!
他の記事も日を改めて読ませて頂きますね。
滋賀にこんな素敵なところがあったのですね。
湖水地方の水仙の詩(ワーズワース)を思い出しました。
日付は5月ですが、今の季節にもぴったりです♪
投稿: snowdrop | 2016年2月16日 (火) 18時25分
ひっそり記事を追加したので、気付いてもらえて嬉しいです
蓬莱山の水仙畑は、ロープウェーとリフトの乗り継ぎで
間近までアクセスできるので、歩くのが苦手な人にも
おススメです
日本水仙の花期は冬だけど、蓬莱山は西洋水仙で、
平地だと花期が3~4月のところ、標高が高いので
1ヶ月~1月半遅れる感じでしょうか。
平日だと人も少ないので、穴場かも。
機会があったら、ぜひ一度お出かけあれ、です
投稿: Elli | 2016年2月21日 (日) 17時01分