« 伏見日本酒まつりと城南宮散歩 | トップページ | 奈良~九重桜と春鹿寄席 »

2014年4月 9日 (水)

又兵衛桜と春の宇陀散策

 最近、お天気が変ですsweat01。仕事のある平日に晴れsun、週末になると雨rain・・・勤労者はひたすら税を納め、週末、行楽や遊興に散財することなく、将来、手薄になる年金に備えて、ただただ働け、という酷薄な天のお告げなのでしょうか・・・sign02

 恨み節はともかく、ソメイヨシノが満開だった4月5日、6日の土日。曇りやら雨やらで、ぱっとしないお天気・・・出ようと思えば出られるのですが、Elliはまだしも、青空の下の桜にこだわるTaka、家を出ようともしませんcatface 仕方なく(?)、現在の天気の周期で、晴れが予想される9日水曜日、休みを取って、花見に繰り出しました。

 行き先は、奈良県南部、宇陀の又兵衛桜。平日とは言え、結構な人出になると聞き、早めに出発。近鉄榛原駅からバスを乗り継ぎ、9時過ぎには、最寄りのバス停、宇陀高校前に着いていました。又兵衛桜までは、歩いて20分。阿騎野・人麻呂万葉公園を過ぎて、山里のあぜ道へと入っていくと、北向き地蔵桜が現れます。郷愁に満ちた、鄙びた趣。

20140409_matabe_01

 ほどなく、ソメイヨシノの並木の奥に、悠々と枝垂れる一本桜が現れます。

20140409_matabe_02

又兵衛桜です。

20140409_matabe_03

 樹齢300年の古木。今年の大河の主役、黒田官兵衛に仕えた武将、後藤又兵衛の屋敷跡に立っていると伝えられます。石垣の上に佇む姿は、風格が有り、古老のよう。近付くと、枝の張り方がとても立派な上、花付きが一重で楚楚としているため、その枝垂れる様は、上品な翁の白い髭のようです。幾星霜の風雪に耐えた「歴史」を感じさせます。

20140409_matabe_04

20140409_matabe_05

20140409_matabe_06

 後ろには、華やかな紅色の桃。赤いおべべで着飾ったわらべらが、白鬚の翁の周りで遊んでいるようです。

20140409_matabe_07
20140409_matabe_08

 桜を見上げる広場には、見事な辛夷。ここに並ぶ出店から、山菜ご飯や柿の葉寿司を買って(Takaは、持ってきたお酒でお酌bottle)、しばしお花見がてらお昼ご飯。

20140409_matabe_09

20140409_matabe_10

 又兵衛桜の前には、小さな川が流れています。橋を渡って、対岸から桜を眺めると、また別の風情が。雅な桜色に枝垂れる姿は、たおやかな娘さんのよう。

20140409_matabe_11

 白髭の翁ではありません。近くで見ると、古色蒼然としている樹が、少し離れただけで、華やかな画となります。

20140409_matabe_12

 桜の下には菜の花、対岸には水仙、そして桜の奥には桃の花が植わり、まさに春爛漫。

20140409_matabe_13

 見渡せば、まわりの山里は、そこかしこに桜が。駐車場の少し先まで歩いてみました。一画に、ソメイヨシノ、連翹、花蘇芳の百花繚乱。

20140409_matabe_14

  気が付けば、3時間近くも、又兵衛桜の元で過ごしていました。最初は少なかった人も、10時過ぎから段々増え始め、常時1~数組の団体さん、個人客も多くなってきたよう。12時過ぎ、駐車場渋滞で連なる個人客の車と、団体用駐車場に停まる観光バス6台shockを横目に見ながら、「かぎろいの丘・万葉公園」へ。

20140409_matabe_15


20140409_matabe_16
 丘の上からは、宇陀一帯が見晴らせ、柿本人麻呂の歌



ひむがし

   野にかぎろひの立つみえて 

      かへり見すれば 月かたぶきぬ

 を記した万葉歌碑が建っています。

 少し盛りを過ぎたソメイヨシノが、春を飾っています。明日香の頃、朝廷から冷涼なこの地へ薬草狩りに来た往時を偲びながら、しばしお昼寝。

20140409_matabe_17

 丘を降りてすぐそばに、「阿騎野・人麻呂公園」があります。

 明日香時代の朝廷の遺跡が実際に出土した所に、倉庫や住居が再現され、凜々しい馬上の人麻呂像が立っています。

20140409_matabe_18


 かぎろいの丘の北側に出て、阿紀神社にお参りし、天益寺へ。

20140409_matabe_19


 大きなヨシノ桜と、樹齢300年の枝垂れ桜の競演。大野寺の枝垂れ桜は、この株を分けたものとか。下の畑も、桜で縁取られています。まるで、桜の里山です。

20140409_matabe_20

 天益寺には、室町時代の茅葺き屋根の本堂がありましたが、数年前、放火で焼失。再建され、往時の風情が戻ってくることを願ってやません。

 次は、少し歩いて、徳源寺へ。

20140409_matabe_21

20140409_matabe_22
 桜に覆われた石段を登り(でも登っている時は、桜の花はよく分かりません)、杉木立の中を進んでいくと、松山城を支配した織田家の墓所があります。

 再び石段を降り、宇陀川を渡って、松山西口関門から、宇陀松山の古い街並みへ。




20140409_matabe_23

 夕暮れ時で人影もまばら。最近、甘酒造りに凝るTaka、麹屋さんで生麹を購入。

20140409_matabe_24

 以前、「酒蔵みて歩き」で訪れた久保本家も、桜に彩られています。ここで、本日の行程、終了。日帰り温泉あきのの湯で、歩き疲れた身体を癒やし、バスで榛原駅へと戻りました。帰宅途中の西大寺へで、夕食。

 「神韻」蔵元直営の居酒屋「樽八」で、本日の打ち上げとし、桜づくしの一日は、暮れたのでありました。

20140409_matabe_25

« 伏見日本酒まつりと城南宮散歩 | トップページ | 奈良~九重桜と春鹿寄席 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1372655/55984712

この記事へのトラックバック一覧です: 又兵衛桜と春の宇陀散策:

« 伏見日本酒まつりと城南宮散歩 | トップページ | 奈良~九重桜と春鹿寄席 »