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2014年4月12日 (土)

奈良~九重桜と春鹿寄席

 今日は、午後3時過ぎから春鹿寄席。お天気もまずまずで、それまでの時間、奈良公園を散策。ソメイヨシノは散り過ぎましたが、奈良公園では、色んな種類の桜が春を継いでいきます。今は、垂れ桜と、九重桜が満開cherryblossom。この種類の桜が多いところを、訪ね歩きます。

 みどり池園地。九重桜が、咲き誇っています。

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八重の中でも早咲きの品種で、小振りの花弁が可憐。

花手鞠が、枝からこぼれそうです。

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 戒壇院へと続く石段の脇には、清楚な山桜。

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 正倉院横の園地には、大きな枝垂れ桜が2本。可憐で華やかな、八重の紅枝垂れ。

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「おかっぱ桜」と呼ばれる独特の姿は、花が鹿に食べられないように枝を切っているため、また実際に鹿に食べられることもあり、枝の長さが一定に揃っているからだそう。不思議に愛らしいボリューム感。

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 東大寺大仏殿の脇から、東塔跡園地へ。ここは、桜も楓も多い所。すでに新緑をつけた楓に、枝もたわわな九重桜。そして、名残のソメイヨシノ・・・ 少しずつ春が進んでいます。続く春日園地。広々とした芝生を九重桜が彩っています。折しも風が吹き、花吹雪が・・・ 


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華やかな一時です。

シルクロード交流館の脇の、枝垂れ桜の饗宴もあでやかです。

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 この後、もう一度東大寺大仏殿の背後に出、土塀の続く石段を登って、二月堂、三月堂、若草山の麓を通り、浮見堂の浮かぶ鷺池へ。

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 池を見下ろす高台は、ちょっとした九重桜の並木。

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 下に入ると、桜色の回廊。身も心も桜色に染まって、奈良公園の花力を満喫しました。

 散策の後は、奈良町の今西家書院で、お楽しみの春鹿寄席。

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本日の噺家さんと題目は・・・

笑福亭純瓶さん 奈良を舞台にした創作落語・・・なのですが、今回は桃太郎をアレンジした「桃太郎と鶴と正直じいさん」のお話・・・あれ、奈良はcoldsweats02sign02 もしかして、ネタ切れsign02sweat01 しかも、話の途中で、本来ならまくらとおぼしき四方山話が入ってきますよ。どうなることかと思いながらも、意外性にかえって楽しく笑えました。次回、Elliの恩師の先生作の奈良町民話地図など進呈しよう(どの話もご存じかもしれませんが・・・)と、僭越ながら思った次第でした。

 桂華紋さん 「ふぐ鍋」 若手で、今後のさらなる面白みを感じさせる、勢いある話しぶり。

 笑福亭純瓶さん 「平の陰」 安定の古典落語。創作の方と打って変わって、安心して(?)、笑わせていただきました。

 桂坊枝さん 「天王寺詣り」 まくらでは、まったりした、物静かなくらいの話しぶり。それが落語の本筋に入ると、一変。メリハリの効いた、熟練の話芸。極められた語りに大いに笑った、円熟の締めでした。

 

20140412_nara_15 この後は、お楽しみの交流会bottle 

 美味しいお酒と、噺家さんとの語らいの一時。

   桜に魅せられ、

         芸に笑い、

           酒と食に酔った

盛りだくさんな一日でした。



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2014年4月 9日 (水)

又兵衛桜と春の宇陀散策

 最近、お天気が変ですsweat01。仕事のある平日に晴れsun、週末になると雨rain・・・勤労者はひたすら税を納め、週末、行楽や遊興に散財することなく、将来、手薄になる年金に備えて、ただただ働け、という酷薄な天のお告げなのでしょうか・・・sign02

 恨み節はともかく、ソメイヨシノが満開だった4月5日、6日の土日。曇りやら雨やらで、ぱっとしないお天気・・・出ようと思えば出られるのですが、Elliはまだしも、青空の下の桜にこだわるTaka、家を出ようともしませんcatface 仕方なく(?)、現在の天気の周期で、晴れが予想される9日水曜日、休みを取って、花見に繰り出しました。

 行き先は、奈良県南部、宇陀の又兵衛桜。平日とは言え、結構な人出になると聞き、早めに出発。近鉄榛原駅からバスを乗り継ぎ、9時過ぎには、最寄りのバス停、宇陀高校前に着いていました。又兵衛桜までは、歩いて20分。阿騎野・人麻呂万葉公園を過ぎて、山里のあぜ道へと入っていくと、北向き地蔵桜が現れます。郷愁に満ちた、鄙びた趣。

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 ほどなく、ソメイヨシノの並木の奥に、悠々と枝垂れる一本桜が現れます。

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又兵衛桜です。

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 樹齢300年の古木。今年の大河の主役、黒田官兵衛に仕えた武将、後藤又兵衛の屋敷跡に立っていると伝えられます。石垣の上に佇む姿は、風格が有り、古老のよう。近付くと、枝の張り方がとても立派な上、花付きが一重で楚楚としているため、その枝垂れる様は、上品な翁の白い髭のようです。幾星霜の風雪に耐えた「歴史」を感じさせます。

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 後ろには、華やかな紅色の桃。赤いおべべで着飾ったわらべらが、白鬚の翁の周りで遊んでいるようです。

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 桜を見上げる広場には、見事な辛夷。ここに並ぶ出店から、山菜ご飯や柿の葉寿司を買って(Takaは、持ってきたお酒でお酌bottle)、しばしお花見がてらお昼ご飯。

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 又兵衛桜の前には、小さな川が流れています。橋を渡って、対岸から桜を眺めると、また別の風情が。雅な桜色に枝垂れる姿は、たおやかな娘さんのよう。

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 白髭の翁ではありません。近くで見ると、古色蒼然としている樹が、少し離れただけで、華やかな画となります。

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 桜の下には菜の花、対岸には水仙、そして桜の奥には桃の花が植わり、まさに春爛漫。

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 見渡せば、まわりの山里は、そこかしこに桜が。駐車場の少し先まで歩いてみました。一画に、ソメイヨシノ、連翹、花蘇芳の百花繚乱。

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  気が付けば、3時間近くも、又兵衛桜の元で過ごしていました。最初は少なかった人も、10時過ぎから段々増え始め、常時1~数組の団体さん、個人客も多くなってきたよう。12時過ぎ、駐車場渋滞で連なる個人客の車と、団体用駐車場に停まる観光バス6台shockを横目に見ながら、「かぎろいの丘・万葉公園」へ。

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 丘の上からは、宇陀一帯が見晴らせ、柿本人麻呂の歌



ひむがし

   野にかぎろひの立つみえて 

      かへり見すれば 月かたぶきぬ

 を記した万葉歌碑が建っています。

 少し盛りを過ぎたソメイヨシノが、春を飾っています。明日香の頃、朝廷から冷涼なこの地へ薬草狩りに来た往時を偲びながら、しばしお昼寝。

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 丘を降りてすぐそばに、「阿騎野・人麻呂公園」があります。

 明日香時代の朝廷の遺跡が実際に出土した所に、倉庫や住居が再現され、凜々しい馬上の人麻呂像が立っています。

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 かぎろいの丘の北側に出て、阿紀神社にお参りし、天益寺へ。

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 大きなヨシノ桜と、樹齢300年の枝垂れ桜の競演。大野寺の枝垂れ桜は、この株を分けたものとか。下の畑も、桜で縁取られています。まるで、桜の里山です。

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 天益寺には、室町時代の茅葺き屋根の本堂がありましたが、数年前、放火で焼失。再建され、往時の風情が戻ってくることを願ってやません。

 次は、少し歩いて、徳源寺へ。

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 桜に覆われた石段を登り(でも登っている時は、桜の花はよく分かりません)、杉木立の中を進んでいくと、松山城を支配した織田家の墓所があります。

 再び石段を降り、宇陀川を渡って、松山西口関門から、宇陀松山の古い街並みへ。




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 夕暮れ時で人影もまばら。最近、甘酒造りに凝るTaka、麹屋さんで生麹を購入。

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 以前、「酒蔵みて歩き」で訪れた久保本家も、桜に彩られています。ここで、本日の行程、終了。日帰り温泉あきのの湯で、歩き疲れた身体を癒やし、バスで榛原駅へと戻りました。帰宅途中の西大寺へで、夕食。

 「神韻」蔵元直営の居酒屋「樽八」で、本日の打ち上げとし、桜づくしの一日は、暮れたのでありました。

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