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2014年3月21日 (金)

伏見日本酒まつりと城南宮散歩

 毎年の恒例行事、伏見日本酒まつりbottle (近頃なんだか酒関連の恒例行事が、やたらと多い気がするのですがcatface)。今年も、お昼前から繰り出しました。

20140321_jonangu_01 まずは、山本本家。昨年、こちらの蔵元直営「鳥せい」の粕汁が絶品だったのですが・・・

 あれ、出汁が薄いsign02

 前後のおばさん方にも不評で、皆さんブツブツ・・・。察するに、昨年は、遅い時間に来場したので、鶏肉の出汁が濃く、鶏肉もごろごろ入って(残って)たのですが、今回は開店直後に来たので、出汁がまだ出来っておらず、具の量も加減されてたのかも。

 狙うべきは、品切れのリスク承知で、「残り物には福がある」時間なのかもしれません。

 次は、川を渡って、斉藤酒造。新酒鑑評会13年連続金賞受賞を誇るこの蔵、Takaの心をそそる純米酒もさることながら、Elliも楽しめる果実酒、何より美味しい食べ物屋さんが多く、いつも楽しませてもらっているのですが・・・

 今年は、例年になく凄い人。席を取るのも一苦労。有料試飲コーナーも、恐ろしい行列で、10分以上待たないといけません。蔵の人も、「今までこんなことはなかった」と、苦心のご様子。いつもなら、有料試飲コーナーを何度も行き来するTaka、今回は一度で断念。とにかく食べる物だけは食べて、早々に切り上げました。

 3つめ目は、招徳酒造。女性の杜氏さんが醸す、優しい味のお酒。おつまみの鶏モモ肉の炭焼きも絶品で、良い締めくくりとなりました。

 普段は、この後、酒蔵の並ぶ堀沿いなどを散策するのですが、今日は趣向を変えて、北上。枝垂れ梅が美しいという城南宮に行ってみました。

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 鳥居から、本宮に至る参道の両脇は、様々な椿が植えられ、とりどりの色と姿を見せています。

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 端正で清々しい佇まいの本殿にお参りし、 庭園へ。

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 枝垂れ梅は、もう盛りを過ぎていましたが、一面に散り敷く花びらが、地面を華やかに染めています。

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 枝垂れ梅の丘を抜けると、椿の小径。塀越しに、本殿が見えます。

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 大抵の神社では、本殿は拝殿の後ろに奥まり、参拝者は拝殿ごしに本殿を伺うしかないのですが、ここでは、庭園を通ることで本殿の後ろに回ることができ、全容を見ることができます。これは大変、貴重shine

  次は、曲水の宴を行う、平安風の庭。北野天神と梅の植え込みの借景も、心憎いばかり。通路を渡って、室町、桃山風の庭へ。広々とした枯山水に、池のほとりの茶室。よく整えられ、進む度に変化していく景観の見え方も、計算し尽くされています。

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 奥では、馬酔木が白い花を、鈴なりに付けています。

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 この花が咲くと、もう桜の季節はすぐそこ。春に向けて、着実に時が進んでいくのを感じた一時でした。

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2014年3月16日 (日)

青谷梅林を歩く・・・ 城陽酒造蔵開きもね!

20140316_aotanibairin_01 まさに春爛漫。

 京都の青谷梅林というところに行きました。

 JR山城青谷という駅を降り立つと・・・

            cherryblossom 満 開 cherryblossom


 の二文字が躍っています。 駅には、既に多くの人が・・・

 というのも、この駅の傍に、城陽酒造さんという蔵があり、今日は、年に一度の蔵開きなのです。 ですので、蔵開きに向かう人、梅林に向かう人で、小さな駅はごった返していました。

 で、我々は、まずはお蔵さまへ・・・ 

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 この蔵は青谷梅林の梅を使った梅酒でも有名なんです。 お庭にも梅が咲いています。

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20140316_aotanibairin_04 ちょうど、オープニングの挨拶が行われていました。 桜で一杯もいいけれど、梅で一杯もいいですよとのこと。

 ブランチとして、ここで食べようとおもっていましたので、まずは、食材をGet。

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 朝っぱらから一杯。。。 なんという幸せでしょう。

 ふと、横に咲いている梅の木を見ると、

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ハチさんは働いておられました。 ご苦労様です。 梅の木を眺めながら、ついつい盃が進んでしまいます。

 お酒を買って引き上げる頃には、大変な人の数になっていました。

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 千鳥足よろしく、観梅ウォークにでかけます。

 それでは、青谷梅林の梅たちをご覧下さい。

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 いろいろなウォーキングルートが用意されており、展望所へのルートもありました。

20140316_aotanibairin_13                    竹林の緑に少し癒やされます

20140316_aotanibairin_14               展望台からは山城大橋がくっきりと見えます


 お酒をいただき、梅の花を愛でるという贅沢な一日でした。

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2014年3月15日 (土)

東海道五十三次水口宿ウォークと美冨久酒造

 今日は東海道五十三次は五十番目の宿場、水口に行ってきました。

 JR草津線の貴生川から水口宿に行き、そして、弥次さん、喜多さんを偲びながら東海道を歩いてJR三雲へと辿る全長16kmの徒歩旅です。 こんなルート。

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 貴生川を出て杣川沿いを歩きます。

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 きっと、桜が咲くとトンネルになるのでしょうね。 北へ進路をとって野洲川を越えて集落に入ると、非常に狭い範囲に、五つもの神社がひしめく場所に出ます。

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 最近、人生を他力に頼って生きようとしている Taka。 五社をまわりました。

20140315_minakuchi_04                          八幡神社

20140315_minakuchi_05                        五十鈴神社

20140315_minakuchi_06                         國中神社

20140315_minakuchi_07                         日枝神社

20140315_minakuchi_08                         吉山神社

 我々の旅も文化的になったものです。

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 道行く、小さな花々にも癒やされます。

 そうこうして歩いていると・・・ クンクン・・・ なにやら、人を寄せ付けるこの匂いは・・・

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 酒蔵ではありませぬか。 図らずも、地元の酒蔵の祭りに出くわしたみたいです。

 ウソです・・・  最初からこれが狙いだったのです。

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 美冨久酒造さんです。

20140315_minakuchi_12 これまで、よくゴールデンウィーク中に信楽の陶器の森に行くと、出店を出されていて、好くお酒を買わせていただいていたので、一度、蔵を訪れたいなぁと思っていました。

 今日は、春と秋に年2回開かれる蔵祭りの日。

 ちょうど、お昼時とあって会場は大賑わいでした。

 まずは、酒蔵の中を見学させていただきます。

 蔵に入ると、至福の香りに満たされます。 幸せを感じられる一瞬。

 今年の造りをされていた蔵人さんが案内して下さいます。

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 立派な梁が蔵の歴史を感じさせてくれます。

20140315_minakuchi_14                        酒母タンク 

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 なんと、麹室は煉瓦造りでした。 堂々の風格でした。

 最後に、搾り場では、今、まさに垂れてきたお酒を試飲させてくださいました。 至福の一杯です。 もちろん、買いました。 
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 さて、お腹も空いたので祭り会場でお食事です。

 贅沢にもお酒で煮たゆで玉子、これは振る舞いサービスです。

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 おでんなども、こういう場所で食べると美味しいんですよね。 

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 そして、これ。。。

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 スヤキです。 水口のB級グルメだそうです。 中華麺をラードで炒めた後、もやしと青ネギを入れたシンプルな焼きそばみたいです。 味は塩味のみ。 でも、結構、これが美味しいから不思議です。

 麹のすくい取りにもチャレンジ。

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 美味しい甘酒がつくれそうです。
 

 この後は、試飲を兼ねた販売会場で、お酒を買い込み蔵を後にしました。

 外は、もう春。

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 ぷらぷらと歩き、 まず向かったのが水口城跡。 本丸は水口高校の運動場になってしまったので、今残っているのは出丸にあたる部分だけだそうです。

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 出丸とは言え、立派な石垣。

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 ここは資料館になっていて、中に入ると、係の方が色々と説明して下さり、歴史についてよく分かります。 ところで、干瓢って、水口から上州(今でこそ、こちらが本場って思ってましたが)の方に伝わったそうなのです。

 それでは、水口の町をご覧あれ。

20140315_minakuchi_24                         水口神社

20140315_minakuchi_25               町を歩いていると時々出くわす曳山の保管庫

20140315_minakuchi_27                 近江鉄道です。なぜか桜の大門マーク
 

20140315_minakuchi_26a                   水口宿の特徴、三筋の分岐点

20140315_minakuchi_28                           高札

20140315_minakuchi_29                  今では数少なくなった往時を偲ばせる建物

20140315_minakuchi_30                      徳川家康由来の大徳寺

20140315_minakuchi_31         大徳寺山門には三葉葵の紋が燦然と(お寺で見たのは東照宮以来・・・)

 水口の宿を出て、今度は旧東海道を西進します。

 所々残る松並木がかつての街道の趣を残しています。

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 日も大分傾いた頃、横田渡跡に着きました。

20140315_minakuchi_33 野洲川には軍事的な目的から通年の架橋が許されず、三月から九月の間は、船渡しで対岸まで通行していたとのことです。

 十月から翌二月まで、すなわち冬の間は土橋をかけて通行していたそうです。

 この横田渡も東海道十三渡の一つで幕府直轄だったそうです。

 そして、多くの人が行き交う、この横田渡には、夜間も往来があったことから、対岸からもはっきりとわかるように、巨大な常夜燈がもうけられました。

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 JR三雲駅で時間があったので、駅近くの拉麺ハッパさんで、その名もハッパラーメンをいただきました。 食べログでも評価の高いラーメンだけあって、とても美味しいラーメンでした。

 早春の水口。 歴史と文化を感じることのできる、とても素敵な町でした。

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2014年3月 9日 (日)

ターナー展と神戸異人館

 昨週、猛威を奮った(?)pm2.5のせいで、アレルギー性の咽頭痛に襲われたElli。耳鼻科で薬を処方してもらい、ようやく治まってきました。そろそろ見頃を迎えつつある梅見にでも行きたいところですが、まだまだ歩き回る自信はありません。

 そこで、ずっと気になっていた神戸のターナー展に出かけてみました。(て、それなりに歩くやろ?)

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 ターナーは、英国ロマン主義を代表する風景画家。その昔、ロンドンのテートで見た「雨・蒸気・速度」。疾走する蒸気機関車と、その周りに渦巻く大気のエネルギー。力学と自然が渾然一体となった「力のうねり」そのものが描き出されており、その迫力に「おお、産業革命!(ホンマか?)」と驚嘆したものです。

 今回、その絵をぜひTakaにも・・・、と思ったのですが、残念ながら出品されていませんでした。が、いずれ劣らぬ大作が並んでおり、ターナーの作風を一望できました。

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 今回の発見は、比較的初期のパノラミックな構図と、晴れやかな色彩です。

 特に、イタリアでの絵画修行の成果、「ヴァティカンから望むローマ:ラ・フォルリーナを伴って回廊装飾用の絵を準備するラファエロ」、「チャイルド・ハロルドの巡礼ーイタリア」の、奥行きのある、広々と俯瞰するような構図に、イタリアの明るい光に満ちた空の色彩。ジョージ4世の誕生日に献じられた「イングランド:リッチモンドヒル、プリンス・リージェント(摂政王太子)の誕生日に」の、テームズ川の湾曲した流れを見晴らす、緑豊かな田園風景も見事です。

 ターナーは、上昇志向が強く、自ら絵を王室に献じたり、時の権力者の志向に合うように、題材を選んだり描き方を調整したりしたそうです。それでいて、表現者として、自らの思想の芯を曲げることはなく、歴史上有名な「トラファルガーの海戦」を絵にするよう依頼を受けた時は、大勝利の場面ではなく、座礁した船と、負傷し海に漂う人々という、戦争の悲壮さを描いています。

 結果、王室から二度と発注が来なくなったとか・・・ 社会的に成功はしたいけど、譲れないところは譲らない、といったところでしょうか。何だか人間くさく、イギリス的な「歩きながら歩く」中庸志向(?)も思わせます。

 美術館を出ると、4時。まだまだ明るいので、生田神社へ。

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 本殿裏の史跡「生田の森」には、残念ながら時間が遅くて入れませんでしたが、境内にある池のほとりには梅の花が咲いています。

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 そのまま坂を登って、北野の異人館街へ。5時前ですが、「風見鶏の館」は6時までということで、入ってみました。

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 元々は、ドイツ人貿易商の邸宅。瀟洒なとんがり屋根に、ドイツの伝統家屋を思わせるハーフティンバー(木組み)の壁。中に入ると、広々とした空間に高い天井。装飾的な壁紙に、ヨーロッパ的な間取りに、落ち着いた木の家具。空間も調度も、贅沢かつ豊かです。

 係員の方から教えて頂いたのですが、一家の暮らしぶりも華やかで、食卓には毎週のように、伊勢エビが並んだとか。豊かな生活を送っていましたが、一人娘のエルゼさんの進学で、ドイツに帰国。在独中に第一次大戦で敵国となってしまったため、日本で築いた財産を全て失い、苦労を重ねられたそうです。

 14才までこの地で過ごしたエルゼさんが、この館での暮らしを生涯、懐かしがっておられたのも、うなづけます。

 ドイツの建築家の設計で、日本の宮大工が施工したため、洋魂和才(?)の風というか、どことなくこぢんまりと温かみのある和の雰囲気も入り、ほっと落ち着ける館でした。

20140309_turner_06暮れなずむ界隈を散策して、午後6時過ぎ、夕食を予約していたお店へ。

 この日の前日は、実はElliの誕生日。Takaが選んでくれた「和黒」というお店で、神戸牛のステーキ。

 目の前で焼いてくれる鮑に、とろけるようなお肉。

 その旨みをたっぷり吸った野菜。料理人の方の熟練の手さばきにも、見とれてしまいます。贅沢な一時に、感謝shine

 

 お店を出て、甘い物など欲しくなったので、鳴門鯛焼本舗(徳島出身者には気になる名前)で鳴門金時と小豆の鯛焼きなど調達し、帰路につきました。午後からでしたが、神戸のハイカラ情緒を楽しめた一時でした。

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