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2012年10月13日 (土)

錦秋の東北・信州旅行 -第8日:旅のエンディング・・・黒部・立山-

 錦秋の山々を求め歩いた今回の旅も、とうとう最終日。

 締めくくりは、黒部・立山アルペンルート。

 朝4時に起床。 ホテルを出発して再び北上しました。

 いつもは富山側からのアプローチなのですが、今回の立山は信濃大町の扇沢からスタートします。 扇沢の手前では、こんな風景が。 思わず車を停めて写真をとってしまいました。

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 神々しいばかりの赤く染められた山肌。

 扇沢には6時30分くらいに到着。 まだチケットブースが空いていないので、身を切るような寒さの中、チケットを求める行列に並び待つこと40分。 漸くチケットを Get してトロリーバスに乗り込んで黒部湖へ。

 今年は水不足なので、黒部湖の水位も下がっています。観光船ガルベも水位低下の為、運行を停止しているそうです。

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                       ですが・・・

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 なけなしの水を観光放水中

 黒部湖から黒部平までケーブルカーで移動。 黒部平からの展望です。

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 ロープウェイの整理券番号が回ってくるまで、この風景を満喫しました。

 ロープウェイからも素敵な風景が。

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 ほどなく、大観峰に到着。 大観峰からの眺めも絶景です。

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 再びトロリーバスに乗って、いよいよ室堂へ。 扇沢発のルートではトロリーバスに乗ってからはトンネルをトール為、全然外界が見えないので室堂ターミナルの外へ出ると。 驚きの風景に出くわすという楽しみがあることに気づきました。

 ターミナルを出ると・・・

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 目映いばかりの光景を味わうことが出来ます。

 それでは、室堂散策の写真をお楽しみ下さい。

20121013_tateyama_09                  この日、立山は初冠雪したそうです。

20121013_tateyama_10                   いつ来ても室堂は清々しい景色

20121013_tateyama_11                        剣岳の異様

 20121013_tateyama_12                   みくりが池に立山が映り込みます

20121013_tateyama_13              地獄谷 この時は有毒ガス濃度が高く立ち入り禁止

 ホテル立山で昼食をとったあと、バスで弥陀ヶ原まで下りました。

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 まずは、カルデラ展望台へ。 途中の森の中では目の覚めるような紅葉を見ることが出来ました。

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 ちょっと、この頃から雲が多くなってきました。 急いで弥陀ヶ原散策へ。 それでは、弥陀ヶ原の風景をお楽しみ下さい。

20121013_tateyama_16                   草紅葉もちょうど綺麗な色合いに

20121013_tateyama_17                    天狗平に向かう山肌の紅葉

20121013_tateyama_18                  地糖(ガキの田)もいたるところに

20121013_tateyama_19                  常緑樹を背景に紅葉が映えます

20121013_tateyama_20 室堂に向かうバスは、混雑時期には事前に、「何時のバスに乗りたいと」伝えておく必要があります。

 バスが来るまで時間が少しあったので、弥陀ヶ原ホテルで喫茶タイム。

 いつか、こんなホテルでゆっくりと泊まってみたいものです。

 この後は、バスに乗り込んで、もと来たルートをひたすら戻っていきます。 大観峰では、陽の当たり方の違いからかもしれませんが、朝とは一味違った風景が広がっていました。

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 さて、この後は再び車畜となり、ひたすら家路を急ぎました。

 紅葉の山を求めて東北から信州へと急ぎ足で駆け回った旅でしたが、色々な人との出会いや、素晴らしい自然に出会えた素晴らしい旅でした。

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2012年10月12日 (金)

錦秋の東北・信州旅行 -第7日:木曽駒ヶ岳晩秋-

20121012_kisokoma_01 信州での朝。昨日の天気予報で確実に晴れそうだった信州南部を目指し、東北から一路南下した甲斐あって、よく晴れています。

 今日の目的は木曽駒ヶ岳。駒ヶ岳ロープウェーへのバスが出る菅沼バスセンターに、始発予定の7時前に到着。すでに行列が出来ています。ほとんどが、登山客。2台目に来たバスに乗り込みます。

 色づき始めたばかりの森の中、くねるカーブを上っていきます。40分でしらび平に到着。

20121012_kisokoma_02 ここでロープウェーに乗り換え。

 行き当たりばったりで来ることになった木曽駒ヶ岳。

 登山地図を持ってなかったので、売店で購入すると、定価900円が1500円 あ~ でも必需品なので、仕方ありません・・・

 しらび平の標高は1661m。ここから標高差950mを、ロープウェーで一気に上ります。





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 運良く窓際に立ち、窓の下を眺めると、色づき始めた斜面に一筋の渓流が谷を刻んでいます。時には滝となり(一番大きなのが日暮れ滝)、何段にもなって流れ落ちます。

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上空からしか見ることのできない光景。

 色付きは上に行くほど進み、ナナカマドの朱が、樺類の黄金に鮮やかに映えます。

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 東北の山とは、また違う色彩の綾錦。見とれている間に、7分30秒の空中散歩が終わりました。

 終点の千畳敷駅は、標高2611m。気温は、氷点下2度 でも、穏やかに晴れているのと、ありったけの服を着込んでいるのとで、さほど寒さを感じません。駅舎を出ると、東に伊那谷を挟んで、南アルプスの山々が屏風のように連なっています。

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 その奥には、富士山も。

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 西に目を転じると、宝剣岳の荒々しい岩稜を抱いた千畳敷カール。これぞ高山の別天地です。

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 準備体操をして、千畳敷カールの周遊道を歩き始めます。ナナカマドの色褪せ始めた朱色が、秋の終わりを告げています。ほどなく、八丁坂への分岐へ。

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 ここを登って、木曽駒ヶ岳を目指します。八丁坂は、名前の通りの急斜面。しかし、登山道が細かく折り返しているので、ゆっくり歩けば意外と楽に登れます。これも、東北3日連続登山のおかげ?

 高度を上げるたびに、直下の千畳敷カールは箱庭のごとく、上方は左右に広がる岩壁が屏風のごとく迫まってきます。40分ほどで八丁坂を登り切り、乗越浄土に到着。

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 夏を過ぎてなお営業している山小屋を通り過ぎ、左に三ノ沢岳、右に稲前岳と将棋頭山への稜線が造る谷間を眺めながら、中岳へ。標高2925mの岩そのものの小高い山頂に出ると、ようやく目指す木曽駒ヶ岳が姿を現します。

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 少し視線を移すと、とんがり帽子の槍ヶ岳もくっきりと見えます。

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 一休みして、せっかく稼いだ標高を少しばかり下ると、あと一息で木曽駒ヶ岳。

ガレ場のような道を一登りで、標高2956mの頂上に辿り着きました

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 頂上からは、西側にこれまで見えなかった木曽の山並み。目前に木曽前岳、麦草岳、木曽谷を隔てた御嶽山は残念ながら雲に隠れていますが、北は乗鞍、槍穂高まで見晴らせます。

20121012_kisokoma_15                        木曽前岳

 20121012_kisokoma_16                        麦草岳

 20121012_kisokoma_17                       乗鞍・槍穂高

 一通り眺めを堪能して、元来た道を下山。

 11時を過ぎ、空はますます蒼く、陽は草木の色をくっきり照らし、同じ風景が朝よりも鮮明に広がります。

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千畳敷カールまで下り、行きに寄らなかった剣ヶ池に回ると、雪解けで夏だけ出現するようで、水はすでに干上がった状態。

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 いつか高山植物の頃に訪れて、逆さ宝剣を見てみたいと思います。

20121012_kisokoma_20 時刻は1時前。千畳敷ホテルのレストランで、Takaは駒ヶ根名物のソースカツ丼、Elliはビーフシチューの昼食。

 千畳敷の高山然としながら、岩肌がどこか東洋的な風景は、いつまでも見飽きませんが、いつかは下りねばならぬもの。

 1時半を回り、下りのロープウェーに乗りました。

 下山後は、今日登ってきた山が見える日帰り温泉、こまくさの湯で身体の疲れを癒し、手軽に宿泊先のホテルの食堂で夕食。

 明日も天気は良さそう。Elliは近場ドライブか、乗鞍や北八ヶ岳でもよかったのですが、Takaが「今年の立山は近年にない色付きだそうな。立山よの!」と宣います。立山って、信州でもどちらかというと北側で、ここからかなりありますよ しかし、立山の紅葉を見たいという誘いに、Elliも勝てず、「行程きついな~」と思いながら同意。明日の早朝出立に備えて、早めの眠りについたのでした。

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2012年10月11日 (木)

錦秋の東北・信州旅行 -第6日:鎮魂の南三陸-

 南三陸ホテル観洋での朝。

 あいにく空は雨模様です。 朝食を食べた後、チェックアウトまでの時間を利用して、「語り部バス」で被災地を見ることにしました。

 この「語り部バス」は震災を風化させてしまうことのないように、被災して、いまだに痛々しい傷跡を残す場所をバスで巡りながらホテルのスタッフが震災時の様子をお話して下さるというものです。

 語り部は伊藤さんというまだ若い方です。 震災当時のご自身のお話も語って下さったのですが、まさしく絶句するような凄まじい経験をされ、聞いているのも辛くなるような話でした。

 ホテルに戻ってきて、最後に、伊藤さんがおっしゃるには、「皆さんにお願い事があります。今日、見たことや写真におさめたことを、帰られたら、是非、2人以上の方にお伝え下さい。そして津波の恐ろしさを伝えて下さい。また、震災から1年以上経っても、まだまだ復興にはほど遠いことを伝えて下さい・・・」とのことでした。

 最初は、被災地の写真や状況を載せるのには抵抗感もありましたが、伊藤さんのお話の中で是非伝えなければならないと思ったことを綴ります。

 まずは、戸倉小学校です。 今は跡形も残ってはいませんが、かつてはここに小学校があったそうです。

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 この小学校の生徒さん達は、全員、無事に避難して難を逃れたと言うことです。

 実は、これには大きな偶然があったそうなのです。

 今となっては「東日本大震災の前震だった」と言われていますが、2日前の2011年3月9日にあったM7.3の地震があった際、先生の一人が、従来の避難計画(隣接する保育所も含めて戸倉小学校の屋上が避難場所だったそうです)で大丈夫なのか疑問を呈されたそうなのです。そして、先生方みんながその認識に立って、避難計画を変更して山側の高台を避難場所に選定し、しかも、その新計画に沿って翌10日には避難訓練も行ったということなのです。

 この避難訓練が活きて、震災当日は高台に無事避難したそうです。実際には、その高台も水没したため、更に高台にある五十鈴神社まで避難したそうです。

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   ・3月9日の地震の際に、誰も避難場所の変更を言い出さなければ、

   ・その声を受けて、避難計画の変更をしなければ、

   ・3月10日に避難訓練をしなければ、

 どれかが抜けていたとしたと思うとぞっとする話であるとともに、この「語り部バス」で伝えたいことも分かったような気がします。

 次に、津波直前の様子です。

 よく大きな津波が来る前には潮が引くと言われていますが、当日、地震が起こって津波が来るまでは、ホテルから下の写真の島まで、歩いて行けるかと思えるほど海底が露出したそうです。

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大きな地図で見る

 想像するだけで恐ろしい光景に思えます。

 そして次は、防災対策庁舎跡です。

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 最後まで住民の避難を促す放送をしていた職員の方が無くなられた場所です。今でも花が手向けられ多くの方が手を合わせておられました。 ここでは、助かった方は最後にはアンテナにしがみついていたとのことでした。改めて津波の高さと恐ろしさが実感できる場所でした。

 街では、この庁舎を津波の教訓として保全する意見がある一方、この建物の中で無くなられた方の遺族の方には辛い記憶となるため、早く撤去して欲しいという意見があるそうです。

 最後に、伊藤さんが伝えたかったもう一つのこと。

 それは、この日が震災が起こってからちょうど、1年7ヶ月目に当たる日だったのですが、世の中が、だんだんと遠い過去のように思い始めている中で、まだまだ、復興の手前の後片付けすら終わっていないという現状です。

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 いつか、是非、復興した南三陸の街を見にきたいものです。

 ホテルをチェックアウトした後、復興商店街に寄りました。

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 お目当ては、笹かまぼこともちろんお酒。 お酒を買った山内鮮魚店さんでちょっとした驚き。 タコの切り身を試食させていただいたのですが、味が絶品なのです。その理由を尋ねると、誇らしそうに「ここらへんのタコはアワビを食べているから」とのこと。そうです、南三陸ではタコが町のマスコットになるくらい誇りの食材なのです。

 今度、是非取り寄せてお酒とともに食べたいものです。

 この日は、東北とも別れを告げ、一路南に針路をとりました。 とはいえ、いきなり家路につくのは、さすがに体力的に不可能なので、中間地点の信州でトランジットすることにしました。

 途中、いよいよダメになってきたカメラの代わりを調達すべく仙台のヨドバシカメラに寄った後はひたすら信州に向けて車を走らせ、夜の10時過ぎに駒ヶ根インターのルートインに入り、倒れ込むように眠りに入りました。

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2012年10月10日 (水)

錦秋の東北・信州旅行 -第5日:世界遺産平泉から三陸へ-

 夜通し自動車で走って、3日続けて登山。 流石にお疲れモード。 というわけで本日はしっとりと、東北唯一の世界遺産である奥州藤原氏が栄華を誇った平泉の地へ。

 平泉といえば中尊寺。 まずは駐車場に車を置いて、境内を上がっていくと平泉の街が見渡せる場所に。

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 のどかな田園風景が見渡せます。

 そこで、ふと見ると西行法師の歌碑が

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        きこもせず 束稲やまの さくら花

                  よし野のほかに かかるべきとは 

20121010_hiraizumi_03  「聞いたことはなかったよ束稲山など。 吉野山の他にこのように美しいと桜の名所があるなんて。」

 と詠んでいるわけですが、西行法師といえば、吉野の山に西行庵という庵を結び、 吉野の桜を間近に愛でた歌人。

 この平泉の地にもきっと見事な桜の森があったのでしょう。

 なんとなく、旅の縁を感じた一時でした。

 歴史を感じさせる参道には巨木が立ち並び、また、紅葉の葉が青々と清々しさを放っていました。 昨日までの山の紅葉が嘘のよう。。。

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 ほどなく金色堂に到着です。(写真の中央右上辺りが歪んでいるのは、前日の栗駒山でカメラを落下させてしまった後遺症です・・・

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 最初は、金色堂って、秀吉の金の茶室と同様、ちょっと趣味が・・・と思っていた Takaですが、中に入って、その考えが間違っていたことに気づかされました。

 金色堂は単なる金細工のお堂ではなく芸術作品でした。

 特に仏像の配置と各所に埋め込まれた象眼細工は緻密な計算のもとに配置され一層美しさを感じさせます。その荘厳な威風には、しばし見とれるばかりでした。

 金色堂を出て、秘仏、一字金輪仏頂尊像を拝観させていただき、中尊寺を後にしました。

 この後向かうのは、三陸海岸です。

 本日は、Taka姉家よりかねてより「東北に行くのであれば泊まりに行ってあげて」と頼まれていた南三陸町のホテル観洋にお泊まりなのです。 東に針路をとって車を走らせると気仙沼に到着です。

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 まずは、復興屋台村でお昼ご飯。 大漁丸というお店で「漁師のまかない丼」をいただきました。

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 ピンク色の魚は、かじき だそうです。 口の中でとろける絶品の味でした。

 気仙沼港は、まだ傷ついているところが多くありましたが、漁船も数多く停泊していました。早く元の姿を取り戻して欲しいものです。

 食事の後は、一路南に針路をとって、本日宿泊するホテル観洋へ。

 部屋からは、太平洋が一望できます。

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 2011年3月11日に、この海が多くの方の命を奪ったとは信じられないくらいの穏やかな風景でした。

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 窓際には、こんなお客さんも・・・

 本当に 穏やかなひととき。

 この日は、ホテルの周りを散策して、温泉に入りゆっくりとくつろぎました。温泉は、ホテルの2階にあり、露天風呂からは志津川の街や海を一望できるのですが、このお風呂も津波にのみこまれたとのことです。

 さて、楽しみの晩ご飯。 水産加工会社の阿部長商店さんが経営するホテルとあって噂通り、とても新鮮で、美味しい料理に舌鼓をうちながら、昨日までの登山で疲れた身体を休めました。

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2012年10月 9日 (火)

錦秋の東北・信州旅行 -第4日:感動の栗駒山 でもガックリ駒?-

 今日は、念願だった秋の栗駒山登山。 紅葉シーズンの栗駒山は大混雑するとのことで、ホテルを朝6時に出発。

 東北の山は本当にアクセス道路が完備されていていいです。

 ほどなく、登山口に到着です。 駐車場は既に大半が自動車で埋まっています。

 早起きさん Good Job

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 清々しい、秋の天気ぃ~。 お天道さん Good Job

 しかも、山の方を見ると・・

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 な、な、なんか 紅いですよぉ。 お山さん Good Job

 準備体操をして、いざ、出陣。 Elli に導かれるままに進みます。 でも、なんだか、登山道がぬかるんだ残酷道。 それに、駐車場には、あれだけの人たちがいたのに、山道を進むのは我々のみ。

  Taka: もしもし Elli さん。 この道でいいの?

  Elli : ガイドブックで、お勧めのルートだよ。

  Taka: に、しては、あまりにも人がいないさ過ぎるよ。 みんな、お勧め嫌い?

  Elli : ・・・ でも、楽しいよ。

 至る所にロープが出てきて、ぬかるみ道を歩く足下は既に泥だらけです。 そう、これが、Elli 様お勧め、東栗駒ルートです。 駐車場におられた方達は、恐らくというか絶対、(きっと快適な)中央ルートに進まれているのです。

 Elli の Non Good Job に耐え、辛抱して登っていると漸く眺望が開けました。

 おおっ~。

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 これは、気持ちよさげな道。 そうそう、こんな道を歩きたかったのです。 るんるん。

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 と思いきや・・・

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 Ellっ~~~ 聞いてへん。 こんなん、聞いてへん。 聞いてへんでぇ~

 楽しい、紅葉街道をルンルンと歩むはずではなかったのれすかぁ~~

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       見知らぬ人に助けられてるし・・・

 

 あと、なんだか雲ゆきが・・・ 最初、あんなに晴れていたのに。

 それでも、再び眺望が開けました。

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 確かに素晴らしい紅葉風景です。

 時折流れてくる霧を振り分け進むと、

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                        感動 

 この東栗駒ルートで栗駒山山頂を目指すには、最後、胸突き八丁の上り坂が待っています。それを登り切ると栗駒山山頂です。

                       が。

20121009_kurikomayama_10 霧で 真っ白 な栗駒山頂が待ってくれていました。

 

          もはや、 気分は・・・ ガックリ駒

 

 本当なら、 真っ赤だなぁ~ 真っ赤だなぁ~ 栗駒やぁまは真っ赤だな♪ と唄うはずだったのですが、冷たい霧に打たれて震えながら、ドナドナを唄いながら悲しくお弁当を食べました。

 すると、一条の光が時折差し込んで来ます。

 気を取り直して、少し、尾根沿いに沿って歩いてみることにしました。

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 どうやら、岩手県側で発生した霧が、山頂で吹っ切れて秋田県側ではクリアになっているところもあるようです。

目の覚めるような紅葉の錦。

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 秋田県側の登山口は須川温泉というとても人気の温泉があることころです。写真の右側の方にある赤い屋根の建物の辺りです。

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 ただ、ここから登ると3時間くらいかかるらしく。登ってこられた方も、「長かったぁ」と口にされていました。

 山頂に戻ると、相変わらずの霧でしたので、後ろ髪を引かれる思いで下山。

 しかし、少し降りると、霧も少なくなり、比較的クリアな視界。 そこで、見えたのは。

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 こ、こ、これが 栗駒山の紅葉 

 まるで山が燃えているようです。

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 鮮やかなパッチワークの世界にしばし、時間が経つのを忘れて見とれました。

 途中、多くの方の撮影スポットになっている場所がありました。

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 まだ、頂上は霧の中のようです。 ですが、素晴らしい眺めです。

 この眺めを惜しみつつ、下山していきました。 途中、振り返ると、なんと、山頂の方が晴れてきているようです。

 酔狂者の我々、下りてきた道を再び引き返し、先ほどの撮影スポットまで登っていきました。

 どうです。 頂上がついに晴れています。

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 陽が差し込んで、紅葉も一層鮮やかになっています。

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 所々の広場で、登山客の皆さんが、この紅葉を愛でていました。

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 歩いてられる方も気持ちよさそう。

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 東栗駒もいい感じに。

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 また、一味違った印象があります。 最初は苦しめられましたが・・・

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 念願の美しい栗駒山を満喫して、今度こそは本当に下山しました。

 最後の頂上ビューポイント。 山頂は、すっきりと晴れ上がっていました。

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 ありがとう、栗駒やま~ と思いきや。 この時、とんだハプニングが・・・

     カメラ 落っことしてしまいました。。。

 カメラは、下り道を3メートルほど、コロコロと落ちていきました。

 コンパクトカメラなので、何となく大丈夫でした。 傷だらけにはなってしまいましたが、撮影機能は大丈夫のように見えました。少なくともその時には・・・

 「よかった、よかった、無事で さすが、 Made in Japan」 と思って、登山の後の楽しみ、温泉に行きました。

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 ハイルザーム栗駒です。

 あれ、、、なんとなくぼけているような。

 カメラをおっことした時の影響でしょうか、なんか端っこが今ひとつピンぼけているような まぁ、あの落ち方で坂道を転がって無傷でいる方が不思議のような気もしますが。。。

 さて、今夜も一関のホテル蔵に戻ったのですが、Takaの手が荒れていたので近くの薬局を求めて一関の街を彷徨しました。 そして一件の薬局をみつけて入りました。とても親切に薬を探していただきました。 そして会計の時の会話

  Taka   : 実は、今旅行中なんですよ。

  店員さん : へぇ、そうなんですか。

  Taka   : 今日は栗駒山に行ってきました。 素敵な山ですね。

  店員さん : でも、紅葉はまだだったでしょう。

  Taka   : 何をおっしゃいますか。まっさかりでしたよ。 生まれて初めてあんな凄い紅葉をみましたよ。

  店員さん :  ・・・ あれっ??? そうだったんですか????

  Taka   : ですよぉ。

 うーん、「灯台もと暗し」とはまさにこのこと。 地元にいると無感覚になるもんですね。

 ホテルに戻って Elli にこの話をすると、まぁ、地元の人なんて案外そんなものね。と笑い飛ばしました。

                       ですが・・・

                翌日の朝、衝撃の事実が・・・

 ニュースを付けると、天気予報に続いて紅葉情報をつたえていました。

                「栗駒山 い・ろ・づ・き・は・じ・め

              はいっ?    色づきはじめだったんだぁ~

              あ・れ・で 色づきはじめだったんだぁ~

 てっきりピークの紅葉を見たと思いこんでいた我々っていったい・・・

 薬屋さんの店員さんを笑い飛ばした我々って・・・

                  ガックリ駒 

 それにしてもピークの紅葉ってどうなっちゃうのでしょうか。 恐るべし栗駒山でした。

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2012年10月 8日 (月)

錦秋の東北・信州旅行 -第3日:天高し秋田駒-

20121008_akitakoma_01 田沢湖を望むペンションの朝。

 乳白色の天然温泉で、しかも田沢湖が見下ろせる風呂で一浴びしました。

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20121008_akitakoma_03 蜂蜜たっぷりのフレンチトーストで朝食。

 いつまでも足にジャレついて離れないワンちゃんと別れを惜しみつつ、出発

 実は、このワンちゃん。 街の有線放送で流れる音楽に合わせて遠吠えをするカラオケっ子です。

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 秋田駒ヶ岳登山の情報センターになっている日帰り温泉施設「アルパこまくさ」に車を駐めました。 田沢湖の碧い湖面を、その奥には鳥海山を臨むことができます。

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、登山バスでブナの森を抜け、八合目登山口へ。雲一つ無い青空の下、丸っこい峰が、笹原の緑に朱や黄の玉のような色をまとっいます。

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 秋田駒は、なだらかな火山。新道コースを時計回りに登り初めます。

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 すぐに旧道コースとの分岐点にささしかります。古い鉱山跡があり、硫黄を掘り出した火山性の層が露出しています。

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 緑の山肌に刺繍のような紅葉をまとった山々を、欲しいままに眺めながら、緩やかな傾斜を登っていきます。至極快適

20121008_akitakoma_09                   パレットに散らした絵の具のよう

20121008_akitakoma_10                 バスが登山客を乗せて上がってきます

 右手前方に田沢湖が見え始め、ほどなく片倉岳展望台に到着。

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 コミネカエデの低木が辺り一面の朱色に染まり、まるで紅葉の絨毯 どこを見渡しても美しい、まるで天上の遊び場。

20121008_akitakoma_12                     後ろの山は岩手山

20121008_akitakoma_13                     目の覚めるような紅葉

20121008_akitakoma_14                       田沢湖と鳥海山

  20121008_akitakoma_15                       全山紅葉

紅葉の園地を抜け、秋田駒の2つの頂き、男女岳と男岳に囲まれた谷間に入り込むと、今度は黄金色の草原を通る木道。

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絵巻のように変化する自然に見とれるうちに、阿弥陀池に到着です。

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20121008_akitakoma_18 ここからは男岳を目指して、しばし急斜面。

 左側に深い谷底を見ながら、岩に取りつくような場面もあり、高所恐怖症のElli、ちょっとヒヤリとしながらも(そう大げさなものでもありませんが)無事(?)標高1623mの男岳の頂にたどり着きました。

 北にこれまで歩いてきた道と丸みを帯びた男女岳の頂。

 東に阿弥陀池を守る屏風のような馬の背と呼ばれる稜線、その奥には昨日の八幡平からよりも大きく見える岩手山。

 南に馬の背から横岳へと延びる稜線に守られ、小岳の丸く愛らしい噴火口を抱いた「ムーミン谷」、今なお噴煙を上げる荒々しい女岳を経て、朱く燃える紅葉の斜面の遥か先に田沢湖。

 どこをとっても絶景

20121008_akitakoma_19                        男女岳

20121008_akitakoma_20                   阿弥陀池から遥か岩手山を臨む

20121008_akitakoma_21                  ムーミン谷 歩くと気持ちよさそう

20121008_akitakoma_22                       噴気を放つ女岳

20121008_akitakoma_23                  針葉樹林帯との見事なコントラスト

20121008_akitakoma_24                鏡のような田沢湖 ゆっくりと時が流れます

 馬の背からムーミン谷の、まるで空想のような風景を見おろしながら、アルパこまくさで買った炊き込みご飯で昼食。きのこが入って、一足早い秋です。

 男岳を下り、阿弥陀池の畔を歩くと、澄み切った水に紅葉の斜面と白木の小屋が映り、本当に絵本のよう。

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 次は、なだらかな木の階段を上り、秋田駒で最高所の男女岳へ。

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 ここからは、北東に笹森山、湯森山を経て、烏帽子岳へと連なる山並みと岩手山、眼下に阿弥陀池の細長い姿がよく見えます。

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 先ほど登ってきた男女岳に目をやると、遠くになだらかな美しい稜線の鳥海山がシルエットになって浮かんでいます。

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 烏帽子山と岩手山のさらに奥、少しとがった頂の下に車道が横切っているのは、八幡平?銀色に光る点が延々と続くのが見え、今日も車が多そう

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 男女岳を下り、阿弥陀池の端を通って、紅葉の茂みを抜けて、横岳から焼森へ。午後の日を受けて、コミネカエデがよりいっそう朱く映えています。

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 ムーミン谷や女岳もまた違った角度から見下ろせます。

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 どこを歩いても、どこを見渡しても、目を奪われます。

20121008_akitakoma_33                    田沢湖が大迫力で現れます

20121008_akitakoma_34                        紅葉の絨毯

20121008_akitakoma_35                     静かに佇む阿弥陀池

20121008_akitakoma_36                   焼森山頂 ひっそりとして異空間

 歩きやすく、変化に富んだ広大な空間。夏は高山植物の宝庫。こんな山が関西にも欲しい~(無理ですが) 焼け森からは男女岳の朱く染まる斜面を見ながら、いつまでも見飽きない山景に名残を惜しみつつ、灌木の樹林に入り、山を降りていきました。

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 下山後の楽しみは温泉。秋田駒といえば、その連山の麓は、かの秘湯で名高い乳頭温泉 鶴の湯に行こうとしましたが、時はすでに午後3時半を回っています。日帰り入浴は、もう終わり。今からゆっくり入れそうな所で、17時まで空いている孫六温泉に行くことにしました。

20121008_akitakoma_38 この孫六温泉、車で直に行くことが出来ません。

 800m手前の駐車場から、山歩きに疲れた足で、10分ほど歩きます。

20121008_akitakoma_39  「ええっ?」と思ったのですが、ブナの森の中を、せせらぎの音を聞きながらの、とても心地よい道。

 鄙びた、本物の自然の中の湯どころ。近代的な設備は何もなく、簡素な脱衣小屋と木の屋根だけの付いた露天風呂。昔の湯治場の風情。コバルト色の湯に身を浸すと、疲れがほぐれていきます。明日の栗駒山も、頑張れそう

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 アルパこまくさまで戻ると、秋田駒が夕陽でいっそう朱く染まっていました。

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 最後の名残を惜しんで、秋田から岩手の一関まで一路車を走らせ、今宵の宿、ビジネスホテル蔵へ。

 ホテルの建物の中に、何と本物の土蔵が残っています。夕食に館内の食事どころで、お隣宮城の名物、牛タンを食し、置いてある新聞を見ると、地元紙「河北新聞」の一面トップに、今回の旅の一番のお目当て、まさに明日行かんとす栗駒山の紅葉の空撮写真が いやが上にも期待が高まります 記念にフロントで新聞を購入、写真を眺めながら眠りに着いたのでした

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2012年10月 7日 (日)

錦秋の東北・信州旅行 -第2日:草もみじそよぐ八幡平-

 東北入りして、最初の朝。Elliにとって人生初の(Takaは数回目)サービスエリアで迎える朝。車の座席がほぼフラットに倒れるため、意外にも熟睡。加えて、昨夜8時頃から既に眠りこけていたので、朝6時前にして快調な目覚め。運転し通しのTakaも、短時間ながらも、何とかぐっすり眠れたよう。

 本日訪れる八幡平へのドライブウェイ、「八幡平アスピーテライン」は、東北有数の紅葉の名所。つまり、シーズンには渋滞の名所と化します

 今年の紅葉は例年より一週間遅れ。山頂部の草もみじが盛りを迎えている他は、やっと色づきが始まった状態。とはいえ、今日は行楽日和の三連休の中日。サービスエリアのフードコートでは、同じく八幡平を目指すと思われる山装束の人々が何組か朝ご飯を食べています。念には念を入れ、7時半過ぎにサービスエリアを出発です。

 この辺りからは岩手山が見えるはずも、昨日の前線通過の名残で、曇り空の向こうに隠れています。天気予報では、これから快方に向かっていくはず。期待を胸に、上へと進んでいきます。

20121007_hachimantai_01 標高が上がるにつれ、緑の木々の中に黄色が織り込まれて来ます。

 紅葉のピークはまだまだのため、道は渋滞どころか通る車はまばら。

 車を止めて下をのぞき込むと、霧に霞む谷の底に深い紺色の沼が見えます。熊沼です。晴れると、どんなに美しいでしょう。

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20121007_hachimantai_03 この辺りまで空は白い霧に覆われていましたが、頂上に近づくにつれ雲を抜け、青空の下に出ました。

 駐車場に車を止め、散策開始。

 石畳のなだらかな登り坂を歩いていきます。クマザサの緑の中に岳樺の黄色やナナカマドの朱色が見えますが、夏以来の水不足のせいか、かなりの葉が茶色く縮れています。

 左にガマ池に出てきます。上空がまだ雲のため一見、遠目には水面は黒いままですが、近づくと青く水澄み切っています。

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 八幡平で一番大きな沼、八幡沼。

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 展望所から眺め、石畳の道をさらに辿って山頂へ。ここには、山頂を示す碑と展望台がある、、、はずが。。。。

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 標高1613mの山頂は近づけないように柵が施され、重機がど~んと鎮座し、展望台とおぼしき所は足場が組まれ、土台の底から無惨に掘り返されています 安芸の宮島は厳島神社の鳥居に続き、ここも修復中。三角点の位置すら分かりません。何でぇ

20121007_hachimantai_07 失意(?)のうちに、色づいた葉に慰めを見い出しながら、2つ並んだ池が本当に眼鏡のように見える眼鏡池 →

20121007_hachimantai_08 ← 鎌沼を巡ります。

 そして、八幡沼を取り巻く湿原に出ました。

草もみじで黄金の原と化した化した草原。昨秋の日光の戦場ヶ原以来、お気に入りの光景。最盛期の今、金の草原は朱色を帯び、ひときわ鮮やか。木道の柔らかみのある感触が、足に心地よい歩みをもたらします。

 それでは、しばし、八幡沼の湿原をお楽しみ下さい。

20121007_hachimantai_09                    八幡沼の淵へとつづく木道

20121007_hachimantai_10                    水面を漂っていた霧も晴れ・・・

20121007_hachimantai_11                        雲が近い

 湿原から少し森に入った所にある源太岩は、標高1595mの展望台。針葉樹の森の奥に朱く輝く草原と湖が、秋の陽に照らし出されています。

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 ここまで来てよかった、そう思わせてくれる光景。黄葉の進む森の中、黒谷地湿原まで下ります。ここでも金色に染まる草原と黒々とした針葉樹の境を、黄色く輝くような樺の葉が縁取っていました。

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 八幡沼に戻ると一帯は良く晴れて、黄金の原はさらに輝きを増しています。

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 澄んだ水を湛えた地糖には、雲が映り込んでいます。

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 八幡沼の水際まで寄ると、水が冴え冴えと澄んでいます。あらためて 展望台から八幡沼を見おろすと、夏頃の写真のような七色の青さ有りませんが、黒々した紺色に深まる水がこれから訪れる厳しい季節を前に身を構えているかのようでした。

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 見返峠まで戻ると、朝は見えなかった岩手山が綺麗に覗いています。

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20121007_hachimantai_18 お腹が空いたので、八幡平レストハウス名物のカレーうどんで昼食。

 稲庭うどんの滑らかな細麺に、出汁の効いたカレースープがよく絡み、絶品

 駐車場から下を見おろすと、緩やかに波打つ斜面が一面の森に覆われ、岩手山まで広がっています。これが全て紅葉するピーク時は、どんなに素晴らしいのでしょう(渋滞も・・・

 現に今も、朝は空いていた駐車場は満車。入り口で渋滞している車の列を尻目に、そろそろ頂上を後にすることにしました。今日の泊まりは田沢湖の近く。ここから2時間半もあります。

20121007_hachimantai_19 昨日の疲れもあり、一路宿泊地へ。

 場所によっては、ぶなやもみじが綺麗に染まっています。

 田沢湖に近づくと、三角帽子をつんと高くしたような、形の良い山が見えます。夏の高山植物で名高い秋田駒ヶ岳。山の頂を見ると、朱く染まっています。あれは、夕陽?もしかして、紅葉

 宿は、「白い星」という名のペンション。近くに、田沢湖が見晴らせる黒森山があります。行ってみると、白樺の木立の間から、雲間の陽を受けて湖面が銀色に輝いていました。

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宿からも田沢湖がよく見えます。

20121007_hachimantai_21 ペンションの庭に可愛い柴犬がいて大変人なつこく、じゃれ始めると足に飛びついて、いつまでも離れません

  いつまでも遊んであげたいのですが、心を鬼にして足から引き剥がし、中に入りました。

 チェックインすると、宿の方から「明日はどうされます?」と言われ、「栗駒とに行こうと思うのですが、ここからは遠いですよね?栗駒は明後日にするとして、明日はどうしようかと思って・・・それで、あの~、さっき見た秋田駒が上の方赤いんですけど、もしかして?」「ああ、上の方は紅葉始まってますよ。」「えっ

 宿の方が貸して下さった写真集を見ると、げに麗しい風景が しかも、ここは秋田駒登山口のすぐ近く。登らない手はありません。明日は、秋田駒登山に決定 (何と場当たり的な・・・)

 翌日の予定も決まり、貸し切りの温泉で田沢湖の夕景を身ながら身体をほぐし、夕食のトロトロの牛肉のトマト煮込みに舌も心もホクホクとろけながら、東北での(まっとうな寝所での)第1夜は過ぎていったのでした。

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2012年10月 6日 (土)

錦秋の東北・信州旅行 -第1日:車畜と化す-

 昨年度は、本来であれば5日間のリフレッシュ休暇を頂けるところ、3日間を会社に献上つかまつるという悲しい思いをした Taka。 というか、今年度に入ってからもリフレッシュ休暇どころか、振替出勤日数を着実に積み上げており、このままでは、社畜様に成りはててしまうのではないかとの思いから、今年度は、業務の合間を縫って出来るだけ早い段階、そう、“風薫る秋”にでもとって有意義に人生を楽しもうと考えていました。

 そもそも、前回の悲しい2日間のリフレッシュ休暇の時には、Elli と、こんな話もしていました。

   Taka : ねぇねぇ、次こそはリフレッシュ休暇を有効に使って、カナダのメープル街道の紅葉でもいかが?

   Elli  : それ、いいねぇ。

などと・・・

 しかしです。 そう言ってた直後、 Elli様、胆石などという地味な爆弾を身体に蓄え込んでいることが発覚。 実際に小さな爆弾が破裂し入院することに、お医者様からは「予備軍がいっぱいいるから、海外旅行とかは控えた方がいい」との宣告。

 メープル街道への夢は儚く消えていきました。

 それは、さておき、Taka のお休みがとれることになり、休日も含めた10月6日~10月13日までに久々のロングな旅に出ることになりました。

 そして、今回、ねらいを定めたのが東北です。錦繍の秋を求めて、なにかと思い入れもある東北に行くことにしました。

 まず目指すは岩手県八幡平です。  えいえい、おぉー。

と、「意気や良し」だったのですが、衝撃の事実が・・・

 10月6日(土曜日) “三連休の入り” ということもあってか、ホテルがどこも空いていないのです。 例によって交通費を浮かすために自動車で行くので、流石に深夜になることもあって、岩手、秋田のめぼしいビジネスホテルを探したのですが、どこも満室。 「ココ空いてるっ!」と探し当てたそばから部屋が無くなっていくのです。 まぁ、前日に探している方も悪いのですが・・・

 諦めました。。。

                 「えっ、旅行を止めるの?」

 いえ、泊まるという行為を止めるのです。

 自動車で行くと決めているのです。そう、

   車中泊

という技があるではありませんか。 きっと、浅田真央ですらチャレンジしないであろうF難度の技です。それに一泊の宿泊代が浮くというプレミア付です。

 というわけで、お家を9時30分に出発。

 走りました。。。 ただ、ひたすらに。。。

 そして、日が開けた午前2時頃、東北自動車道は岩手山サービスエリアに到着。 そこで、お眠りました。 もちろん、Elli はその前から であることは言うまでもありません。

 うーん。 確かに社畜からは解放されましたが、なんとなく車畜になったような気分・・・

 明日からいい旅になりますように・・・

20121006_syupatu_01             北陸自動車道 杉津PAで食べた日本海夕日の海鮮丼

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