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2012年7月29日 (日)

若狭の一日

 本日、Taka恒例の若狭湾でのサザエ採り。今年は諸事情で、解禁日より5日遅れの漁となりました。例年、Taka一人が車で深夜に出発し、夕方帰ってくるまでEliは家で一日ぼお~っとしていたものですが、今年は趣向を変えて、ElliもTakaの若狭行きに便乗することにしました

 便乗といっても、ElliがTakaの乗る漁船に便乗して、沖合の、足を付ける岸も小島も何もない所で、海に潜るわけにはいきません(そもそも出来ません)。Takaが漁にいそしんでいる間、若狭観光などすることに致しました。

20120729_obama_01 Takaのサザエの猟場の最寄り駅、若狭本郷駅からローカル線で

                小浜に移動

 まだ8時前なので、暑くなる前に街歩きです。

 数年前のNHK連続テレビ小説「ちりとてちん」ゆかりの地も、点在しています。

 商店街のアーケードを抜けて、海岸通りへ。

 夾竹桃の花が鮮やかな並木から、朝の静かな若狭湾が見渡せます。

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 昔のお茶屋が軒を連ねる三丁町。千本格子の町家が並び、江戸時代に海運で栄えた華やかなりし頃が偲ばれます。

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 浅井三姉妹の次女、お初の墓所がある常光寺。町中から参詣道の石段を登り切ると、JR線をまたいだ所に山門があることで有名です。

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 Elliが着くと、ちょうど舞鶴方面への列車が通った後で、石段と山門の間を通る列車の風景は、見えませんでした。

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20120729_obama_08 時間が9時を過ぎ、暑くなってきました。

 街歩きが厳しくなってきたので、蘇洞門巡りの船に乗ってみることにしました。

 乗船場のフィッシャーマンズワーフに向かって歩きます。途中、小浜出身の杉田玄白にちなんだ病院や、平成の名水百選に選ばれている「雲上水」などがあります。

 フィッシャーマンズワーフに着くと、蘇洞門巡りの次の船を待つ人や、魚目当ての観光客で、賑わっていました。

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 10時、Elliの蘇洞門巡り遊覧船、空いているかと思いきや、団体ツアーグループや、それと同じくらいの個人客を満載して、出港

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 景色を楽しむため、甲板へ。風を切って進むため、かなりの暑さになっているはずですが、涼風満点 途中、戸板に四角い木箱を乗せたような造りの釣り用の筏が、たくさん浮かんでいます。

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見所に近づくと、花崗岩の断崖に、浸食で出来た奇岩や洞門が次から次へと現れます。

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 一番の景勝、大門・小門では、ボートを付けて泳いでいる人も

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 雄大な海景は、遊覧客だけでなく、海水浴から釣りまで、様々に親しまれています。

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 遊覧を終えて帰ってくると、11時前。フィッシャーマンズワーフには、新鮮な地場の魚を寿司にして売っていて、それをそのまま食べられる区画があります。一人歩きには、もってこいの昼食 お茶と味噌汁も無料で付いて、Takaのサザエより一足先に、若狭の海の幸を味わいました

 フィッシャーマンズワーフから小浜駅まではバスもほとんどなく、正午近く炎天下となった小浜市内を約15分、駅までトボトボ歩きます。それでも海からの風のおかげで、普段暮らす京山城の盆地よりも、何とかしのげる暑さです。

 小浜駅に着くと、若狭本郷に戻る電車の時間までまだ余裕があるので、商店街にある「はまかぜプラザ」という施設の「ちりとてちん資料館」に寄ってみました。

20120729_obama_17 ドラマに登場する「つれづれ亭」の蝉紋入り高座を移し、定期的に寄席を開いています。記念撮影も出来るので、Elliも係の方に頼んで写真を撮ってもらいました。拍子木も打ち鳴らして、本日の小浜観光の締めとなりました。

 電車で若狭本郷駅に戻った後は、Takaが戻ってくるまでの時間、シーサイドスパおおいの湯で散策の汗を流し、2時過ぎ漁を終えたTakaと合流して、本日採れたサザエとアワビを家まで運んで帰りました。夜は、毎年恒例の壺焼き大会。日本書紀の時代から「御食国~みつけくに」と呼ばれた若狭の海の豊かさに触れた一日でした

 

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2012年7月16日 (月)

比叡山延暦寺に涼む

 7月の3連休の最終日。梅雨も明けぬ間に、暑い1日となることが予想されます

 今年も、夏恒例「夏は涼しいところへ」作戦を、実行することに致しました。

 本年度初回の行き先は、標高848m余の比叡山。下界の京都市内は、最高気温35度が予想されます。下界との気温差は、5~6℃。果たして、本当に涼しいのか 一番暑い時間で30℃近くなることを想定して、ハイキングよりも観光を中心に計画。延暦寺の拝観券がセットになった「比叡山横断チケット」なるを購入して、いざ出発。7月から久々に毎日のお勤めにいそしむElliにとっても、待ちに待ったリフレッシュの1日です

 出町柳から叡山電鉄で、八瀬へ。川を渡り、緑の中を歩いてケーブルカーの駅へ。

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20120716_hieizan_02 市街地より、穏やかな体感温度。八瀬からケーブルカーに乗り込み、ケーブルカーとしては日本一と言われる高低差521mを登っていきます。

 窓から涼しい風が吹き込み、上へ至るにつれ、空気が冷んやりしてきます。

 ロープウェーへの中継駅に降り立つと、涼やかな山気。ロープウェイで山頂まで行き、バスに乗り換えて、延暦寺で降りました。
 
 延暦寺の標高は山頂より160m下がって、東塔根本中堂付近で、標高684m。それでも杉木立に囲まれ、心地よい涼気に包まれています。

まず、大講堂に参詣。

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 延暦寺にゆかりのある高僧の肖像画が一面に並び(なにゆえ、聖徳太子がいるの?)、その顔ぶれを見ると、日本のほとんどすべての仏教の宗派の開祖が延暦寺で修行をしたことが分かります。文字通り、日本仏教史の中心でます。

 延暦寺東塔の根幹、根本中堂。

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 江戸時代に再建されれた大屋根の堂宇を、古めかしい回廊が取り巻き、聖域の厳かな空気で満ちています。堂内の、がらんとした暗い虚空の中に、「不滅の法灯」が創建以来1200年間も灯り続け、犯すべからざる雰囲気です。

 外に出ると、急な石段の上に、比叡山の総門にあたる文殊楼が聳えています。

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 滋賀県の坂本側から、本来の参詣道である表参道を登ってくると、この門が迎えてくれます。一度、自らの足で登拝してみたいものです。

 混まないうちに、早めに境内の「鶴喜そば」で昼食。享保の開店以来、延暦寺に納められてきたお蕎麦。芳ばしく腰があり、Taka曰く「つなぎの入ったこの手のお蕎麦では、今まで食べた中で一番美味しい」

 国宝殿で最澄直筆の国宝の書などを拝んで、戒壇院と法華総寺院を廻ります。

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 その後、バスで奥比叡ドライブウェイを横川へ。時刻は1時半過ぎ。さすがにちょっと暑いですが、ひたすら杉の木陰でまあまあ歩けます。

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 横川は、第3代座主・円仁によって開かれた奥の院のような所。中心の横川中堂は、朱塗りの柱に支えられた舞台造りで、緑に映えます。

20120716_hieizan_09 少し離れて、木立に囲まれた広場に、恵心堂がひっそりと佇んでいます。『往生要集』で浄土教の基礎を築いた恵心僧都が修行したと言われる所。

 普段は非公開ですが、日はめったにないことにお堂の中が開いていて、中を拝むことができました。第18第座主・良源の住房を起源とする元三大師堂は、古びた白木の壁が、風格ある佇まい。他の主な堂宇の柱が朱塗りで鮮やかなのと比べて、鄙びた山寺の風情を醸しています。

 最後に寄った、西塔。中心となる釈迦堂は、1347年建立の建物を、秀吉が1595年に移築した延暦寺で最古の建物。広い堂内には参拝者が絶えず、古さの中にも活気があります。「にない堂」は、法華堂と常行堂の2つのお堂が渡廊下でつながっています。

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 その姿が天秤棒のように見えることから「担い堂」と呼ばれ、弁慶が担いだという伝説が伝わっています。創建1595年当初のままの、古色蒼然と朽ちたような姿が印象的でした。

 この後、信長の叡山焼き討ちを免れた唯一の建物、瑠璃堂へ行こうとするも、道がよく分からず断念。延暦寺巡りを終了して、坂本ケーブルで滋賀側に下山しました。

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 散策の後は、いつものように伏見へ。お気に入りの藤岡酒造のバー「えん」で、Takaは冷酒、Elliは冷やし甘酒で対内の暑気を取り、同じ通りにある小料理屋「花吹雪」へ。初めてのお店でしたが、季節の素材を取り入れ、洋風から和風まで様々なアレンジの、優しい味わいの洒落た創作料理 。メニューも多く、どれもこれも美味しそうで、注文するのに困るほど。リピート必至

 「夏は涼しいところへ」という意味では、鈍い涼感だったかもしれませんが、下界よりは遙かに凌ぎやすく、夏の初めの良い休日でした。

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2012年7月 7日 (土)

黄金色のシロップ

 天気も今ひとつ・・・ それにしてもよく降りますね。

 何の変哲もない一日ですが、6月16日につけた梅シロップの仕上げ仕事をしました。

20120707_ume_01                   6月16日漬け込んだところ

 まずは、梅の実を取り出し、シロップをホーロー鍋で弱火で煮詰めます。すると灰汁がでてきますので、それをすくい上げてあとは冷やして濾すだけです。

 すると、

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 黄金色のシロップが

 とても芳醇な味がします。 水で薄めて飲んでもいいですが、これからの季節、かき氷のシロップとしても最高です。

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