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2011年11月27日 (日)

日光を見ずして結構と言うことなかれ ~5日目 さらば日光~

 昨日の厳かで豪華な結婚式の興奮も醒めやらぬ中、とうとう、日光の旅の最終日を迎えました。 今日は、再び奥日光を巡り、そのまま、金精峠を越えて帰ります。

 まずは、いろは坂を登り中禅寺湖畔へ。

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 本当は、もう一度、半月山に登りたかったのですが、アクセスするスカイラインは11月25日をもって通行止め  残念・・・

20111127_nikko_02 気を取り直して向かったのは、二日目に行って感激した湿原地帯。 今日は、もう一つの湿原、小田代ヶ原湿原に。 時間を有効に使うために赤沼からバスで向かいました。

 小田代ヶ原への道路(県道1002号線)は環境保護の為に一般車は通行できなくなっています。ですから、道路の入り口では運転手さんが、その都度、進入禁止用のチェーンを取り外します。

 このバスが通る道の気持ちいいこと・・・

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 バスに揺られること10数分ほどで小田代ヶ原の展望台に到着します。ここで我々が見たかったのは「貴婦人」と名付けられた一本の白樺の木。

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20111127_nikko_05 今は冬枯れて淋しげですが、小田代ヶ原湿原のシンボルとして季節を変えて様々な表情を見せてくれるそうです。特に、紅葉の時期には一面のくさもみじの中に立つ貴婦人の素敵な光景をみることができるとのことです。 

 今日は、気温も低く天気も今ひとつですが、そのような中でも、湿原の周りには写真を撮りに来られている方が10数名ほどおられました。

 確かに、凛と気高く立つ貴婦人の姿は時間を忘れるくらいに魅力的なもので、なかなか去りがたい風景でした。

 小田代ヶ原湿原の周囲に付けられた遊歩道を歩いていくと、二日目に訪れた戦場ヶ原に出ます。そして、同じコースを辿って赤沼に戻りました。

 続いて向かったのが、これもまた二日目に明智平から見た華厳の滝を間近に見てみようと言うことで、華厳の滝エレベータなるものに乗って滝壺のそばです。

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 ここまで来ると、滝口の浸食が進んで行っている度合いがよく分かります。

 この後は、中禅寺湖金谷ホテルで、最後の温泉につかり、有名な100年ライスカレー(結婚式を挙げた Elli 友人が強くご推奨)を食べて帰途に着くことにしました。 途中、こんな光景が・・・

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 さすが、日光でござる。

 で、中禅寺湖金谷ホテルで予定通り温泉につかり、レストランで楽しみにしていた100年ライスカレーを食べようと思いきや・・・

                     完売なされました。

 Elliっーーーー  本当になんか悪いことしなかった?

 仕方ないので、大正コロッケランチという郷愁を誘うランチを食べました。

 これで、いよいよ我々の旅も終演です。 途中、湯ノ湖より湯川に流れ落ちる湯滝を覗いて帰途につきました。

20111127_nikko_08                       大迫力の湯滝

20111127_nikko_09                金精峠から見た、湯ノ湖と男体山、戦場ヶ原

さらば日光。 思い出をありがとう。

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2011年11月26日 (土)

日光を見ずして結構と言うことなかれ ~4日目 東照宮~

 我々の旅も残すところ後2日。 今日は、旅のメインイベントである Elli 友人の結婚式があります。 式はお昼からなので、午前中はフリータイム。 最初からこのフリータイムの使い道は決めていました。

 そうです。

 うやうやしく 日光東照宮 参拝

です。 何故かというと、日光東照宮と言えば、Taka の頭の中に浮かぶのはまず、

                  人混み

それも、殺人的な・・・

 それを避けるためには、いえ、避けることは不可能でしょう。 しかし、不可能だとしても少しでも緩和する方法はないかと、ネットで色々リサーチすると、「早朝が比較的まし。それも開門直後」という情報を得ました。 そこで、清晃園という東照宮まで徒歩5分という場所に宿をとり開門同時突入を計画したのでした。 なお、拝観券も前日中にGet済み。

 そして、満を持して、日光東照宮開門同時突入敢行へ。

20111126_nikko_01                        堂々の陽明門

 流石に開門したばかりとあって、境内には殆ど人がいません。(境内を掃き清める巫女さん達の方が多いくらい) ですが、まったくいないというわけではなく、Taka と同じく、人混みが苦手で同じ企てをしている人がちらほら。

 それでは、東照宮ツアーにご案内です。

20111126_nikko_02                   神厩舎 有名な猿の彫刻が八面

20111126_nikko_03               “子供”は悪いことを見ざる、言わざる、聞かざる  の図

20111126_nikko_04           悩める友を励ます友情 の図 (個人的には一番好きな図でした)

20111126_nikko_05                      陽明門の壮麗な装飾

20111126_nikko_06                     ただただ、溜息の陽明門

20111126_nikko_07                 陽明門を取り巻く回廊には匠の技が随所に

20111126_nikko_08                       眠り猫正面の図

20111126_nikko_09                  眠り猫 右側から見ると平和な眠り顔

20111126_nikko_10              眠り猫 左側から見ると平和を乱すものを許さない怒り顔

20111126_nikko_11                 家康公の墓所です。 心なしか後光が・・・

20111126_nikko_12                       三神庫 想像の象

 見飽きることなく、2時間にわたり東照宮を放浪しました。 でも、一つ残念なことが・・・

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                 オー マイ ガッ!

またしてもでしゅか・・・ Elli なんか、悪いことでもした?

 この後、仮御殿、宝物館も訪れ、時間も迫ってきたので披露宴が行われる金谷ホテルに向かいました。 集合時間にはまだ時間があったので、例の如くホテル周辺を散策。快晴の下で大谷川越しに見る男体山はその威容を誇っていました。

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 散策後、ホテルで軽い昼食をとって支度をした後、いざ、二荒山神社での結婚式&金谷ホテルでの披露宴に臨みました。 絶好の天気の下、素晴らしい式でした。お幸せに・・・

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2011年11月25日 (金)

日光を見ずして結構と言うことなかれ ~3日目 歴史探訪~

 今日も朝ご飯の前に、ホテルの周辺を散策。 目指すのは “霧降の滝” らしいです。

       なんとなく・・・  寒そう

途中、鹿に遭遇したりしながら歩いていくと、関東平野が見渡せるポイントに。

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 気温は殆ど0度ですが清々しい朝です。 ここから霧降の滝はすぐそこです。 ほらっ。

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 残念ながら、滝壺へのルートは危険と言うことで閉鎖されているようでした。 しかし、それにしても身体が芯から冷え込んで来ます。 「寒いから早くもどろ」と言うと、

 Elli 曰く、パッチはけば? 

 最近、カーネーションというNHKの朝の連続テレビ小説にご執心で、ご執心はよいのですが、お言葉が、かなり感化されているようであらされます。

20111125_nikko_03 まぁ、それはさておき、朝ご飯の時間も迫ってきたので、宿に戻ることに。 宿に戻る途中、綺麗な名残の紅葉を見ることができました。

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 ゆっくりと朝ご飯をいただいて宿を出発しました。

 今日は、昨日とはうって変わって、日光の歴史探訪です。 世界遺産「日光」の一端に触れてみたいと思います。

 そこで、まず目指したのは、大正天皇の静養地として造営された日光田母沢御用邸の記念公園です。殆ど開園時間に行った我々がこの日の最初の訪問者のようで、静かな雰囲気を味わうことができました。

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 現在の皇室のご静養場所は那須などですが当時は日光だったのですね。 この建物は、日光の銀行家である小林氏の別邸に、旧紀州徳川家江戸中屋敷の一部を移築して造られたものだそうで、内部は絢爛豪華な造りになっています。

20111125_nikko_06                   ビリヤード台です。 風格が違います。

20111125_nikko_07               天皇の執務所です。 Takaもこんな所で仕事してみたいものです。

20111125_nikko_08                 庭から眺めたところです。 3階は皇居を遙拝する場です。

 どこを見ても溜息の出るような作りがなされていました。番外編として Taka が感動したのは、これっ、

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 分電盤です。 素晴らしいの一言につきます。 このレトロチックなレバーが泣かせてくれます。 Takaはこの場に釘付けになったのですが、何故か Elli はこの趣を解せないようでした。 無粋者ですね。

 田母沢御用邸記念公園を後にして、次に向かったのが、いよいよ日光の本丸、寺社群です。

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 最初は輪王寺三仏堂。

              ば、ば、ば、B・・・・u・・・・t ぉ~~~~~

 三仏堂修復中。 修復中 修復中

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 三仏堂を覆う建物に描かれた 絵 を拝ませていただきました。 クスン

 なのですが、この修復で本堂の全容を拝むことはできないものの、三仏堂の内部では、通常よりも、仏様に近い場所から見ることができ、(ただ、あまりにも近くて見上げるような格好ですが・・・) その上、天空回廊と称して修復現場を見学することができるのです。

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 普段は見ることのできない建物の上部をじっくりと観察できるとともに、修復で外されている柱(?)などが間近に見ることができました。 まるでパイプオルガンのように切りそろえられた材木を見ると、当時の高い建築技術を伺い知ることができます。

 まさしく「人間万事塞翁が馬」を実感した Taka でした。

 次に向かったのは、今回の旅のメインイベントである、明日の Elli 友人の結婚式が執り行われる二荒山神社です。

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 杉の巨木が社殿を取り囲むように生い茂り、歴史の重みを感じさせてくれます。

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 明日は、Elli (Taka もおまけとして)は、奥の社殿に堂々の入場を果たすことができるかと思うとワクワクです。

 さて、今日、最後の見学先は徳川家光の墓所でもある輪王寺大猷院です。徳川家光は、家康を心より信奉し、現在の日光東照宮を造営した後、自分の墓所も日光に希望したそうです。 それでは、大猷院の素晴らしい建造物をご覧下さい。

20111125_nikko_15                      絢爛豪華な二天門の天井

20111125_nikko_16                      これでもかの葵の御紋

20111125_nikko_17                  唐門を護る龍 来年は12年に一度の年

20111125_nikko_18                     屋根の作りもダイナミック

 高い杉木立に囲まれたこれらのエリアは、日が暮れるのも早く、大猷院を観た後は、少し散歩して、本日の宿「清晃園」に入りました。

 この日は、お昼ご飯に「油源」さんでゆば定食(とても美味しく「日本人で良かったぁ」と思いました)を食べ、宿でもゆばを含む郷土の料理を食べさせていただき、湯葉づくしの一日でした。

2011年11月24日 (木)

日光を見ずして結構と言うことなかれ ~2日目 奥日光に遊ぶ~

20111124_nikko_01 気持ちのいい温泉につかったおかげで昨日の大移動の疲れもすっかりとれて清々しいお目覚め。

 窓の外を見ると天気も良さそうです。

 ただ、風を切る音がヒューヒューと聞こえてきて、中禅寺湖の湖面も白波が立ち、寒そうではあります。

 朝食までにはまだ時間があるので、少しホテルの周りを散策しました。

 ホテルを出て振り返ると・・・

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 昨日は雲に隠れて見えなかった男体山の頂がくっきりと見ることができました。その一方で、湖面を見ると・・・

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 大荒れです・・・ 湖の水が激しく岸に打ちつけ、砕け散ったりしてはります。 あまりの寒さに散策もそこそこにホテルに戻り温泉につかって冷えた身体を温めました。 いったい、今日の旅はどうなるのでしょう。

 ともあれ、温泉でひと心地ついて朝食をとったあとホテルをチェックアウトして向かった先は、

 華厳の滝の絶景ポイント

として名高い明智平です。 

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 湖の水が、ちょっと開いた穴から漏れ出しているような不思議な感じのする場所でした。なんでも、この滝は長い年月をかけて、岩肌を削りながら少しずつ湖の方に向かっているとのことでいつかは湖から直接こぼれ落ちることになるのでしょうか。

 視線を右に移動していくと、

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 華厳の滝と男体山とのコラボレーションもまた素敵でした。

 

20111124_nikko_06 明智平を後にして、次は中禅寺湖の展望スポットである半月山展望台へ向かいました。しかし、中禅寺湖畔に戻ったあたりから急に雲行きが怪しくくになってきました。

半月山展望台に行くには、左の写真にあるように、駐車場からちょっとした山登りをしなければなりません。

   あれっ、 天気いいじゃん。

と思われるかも知れませんが、これをずんずんと登っていくと・・・展望台にでるのです。・・・が、

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 こんな感じです。 時折、光が射し込んできますが、中禅寺湖から男体山にかけては、どんよりとした厚い雲に覆われて、早朝のあのくっきり感は微塵もありませんでした。(涙) 展望台では小雪なんかもちらついていました。 きっと、この辺りを境にして関東平野側と大きな天候の差があるようです。

20111124_nikko_08 それでも・・・ 中禅寺湖とそこに突きだした八丁出島(イタリア半島みたいなやつね)、そして、男体山が織りなす見事な景色であることは分かりました。

 特に八丁出島は、写真では葉が落ちている木々が秋になると見事な紅葉を見せてくれるとのことなので、一度是非、秋に訪れたいと思いました。

 しかし、Elli が冷たく宣うには、

     人混みに耐えられればねっ

           

20111124_nikko_09 次に向かったのは、 旧イタリア大使館別荘 です。中禅寺湖半にひっそりと佇んでいます。

 なんでも、明治の頃、イタリアに限らず、欧米人は蒸し暑い東京から脱出してこの地に避暑にきていたそうなのです。 日本の外交官もそれに着いてきていたらしく、「夏の外務省は日光に移る」とまで言われたそうです。 うらやましい限りです。

 それでは、当時の優雅な外交官達の暮らしぶりをかいま見てみましょう。

20111124_nikko_10                        ダイニングです

20111124_nikko_11                        リビングです 

 20111124_nikko_12                    部屋から眺めた船着き場です。 

20111124_nikko_13 この旧イタリア大使館別荘からは、八丁出島が間近に見ることができます。

 右の写真は主寝室の窓からの眺めですが、朝起きれば、まずは八丁出島が目の前に・・・

 きっと、イタリア半島に似た八丁出島を見て、遠い故郷に思いを馳せていたことでしょう。 (って、ホンマ?)  

 旧イタリア大使館別荘を後にして、向かったのは戦場ヶ原です。なんとなく、そっちの方角の上空だけがぽっかりと青空だったので。

 赤沼駐車場に車をおいて軽トレッキングに出ました。 それでは、戦場ヶ原の風景をご覧下さい。

20111124_nikko_14              男体山から大真名子山(長女)、小真名子山(次女)

20111124_nikko_15                   太郎山(長男)も見えてきました

20111124_nikko_16                   湿原を貫く湯川に映り込む男体山

 赤沼に戻った頃には日も傾きかけ、今日の宿に向かうことにしました。途中、湯川の流れが中禅寺湖に流れ込んでいく竜頭の滝を見ました。

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 今日の宿は、霧降高原にあるペンション「ポンドテェイル」 いろは坂をゆっくり下って宿に向かいました。奥日光は懐が深くてまた来てみたい地になりました。20111224_nikko_19

2011年11月23日 (水)

日光を見ずして結構と言うことなかれ ~1日目 いざ日光へ~

 11月26日にElliの大学時代の友人がめでたく結婚することとなり結婚式に呼ばれました。 そして、その場所が、

              日光

なのです。 そうです。つい最近、NHKの歴史秘話ヒストリアで、「孫の私が がんばらねば!~日光東照宮 徳川家康と家光の絆~ 」 をやっていて、 Taka にも徳川家康のようなじっちゃまがおれば人生が変わっていたものをと思いを馳せていた煩悩の地、“日光” なのです。(なんのこっちゃ

 もちろん、Elli の友人ですので、最初に呼ばれていたのは Elli only なのですが、なんと、Elli 「当日は、着物を持って行くので、車で連れてってよ。 そして、せっかくだし観光しよ。」などと宣います。 

 ちなみに Elli 、結婚式に出席するにあたって当日の披露宴会場である金谷ホテルという名門ホテルに一泊の宿泊を用意していただいているのです。 そこで、Takaが「で、さぁ、あなたが披露宴で幸せいっぱいの一時を美味しい料理とともに過ごしている間は、何をしていればいいのさ? つーか、 あなたが超豪華、金谷ホテルで麗しの一晩を過ごしているあいだはどうしていればいいのさ?」と問いかけると。。。。。

 「どこか、観光してれば? 日光猿軍団見るとか。 あと、どこかにビジネスホテルもあるんじゃない?」

                ・・・

 さ、さ、おさるさん?   び、び、ビジホ?

               

                ・・・

    謹んで、拒否させていただきます。

 何が悲しゅうて、はるばる日光まで運転手を務めて、Elli が華燭の宴を楽しんでいるときに、お猿さんと戯れて、Elli がセレブな一夜を過ごしている最中に、ビジネスホテルでおねんねしないといけないのでしょう。

 ということだったのですが、なんかうまく丸めこまれて結局は運転手を務める羽目に・・・ (トホホ

 しかし、そのような状況を密かに察していただいたのでしょうか、Elli の友人様から、「旦那さんもご一緒に如何?」との救いの手が差しのべられたのでした。 確かに、家にも来ていただいたりしてまんざら知らないわけでもなかったので願ったりかなったりでした。

 ということで、前置きはこれくらいにして、めでたくも、かしこくも、日光に向けて出発となったのです。 

 えっ、式は26日なのに今日、出発?

 そうなのです。また前置きに戻ってしまいますが、 Takaは、8月の23日より10月7日まで1日のお休みも無く、宮仕えにいそしんでいたこともあり、振替休暇を消費すべく、この日より、木曜日・金曜日に休暇をとることにしたのでした。

 とにかく陽のある内に、お泊まり先である中禅寺湖半にたどり着くべく、朝の4時に家を出発しました。 予想通り、 Elli は車に乗車するやいなや、シートをフルフラットにして、「後はよろぴく」と言い残して夢の世界に・・・

 途中、先月訪れた信州の山々を眺めながら一路日光へ。

20111123_nikko_01                    すっかり冠雪した白馬三山 

 信州通過中は、澄み渡るような青空だったのですが、中禅寺湖に到着すると・・・

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 残念・・・

20111123_nikko_03 男体山も山頂はすっぽりと雲に覆われていました。  

 まぁ、今日は移動日。

 日光自然博物館で日光の自然や歴史などについて学んだ後、早めにお宿(ホテル花庵)に入り、温泉につかって、美味しい料理とお酒をいただき、ゆっくりと身体を休めることとしました。

2011年11月16日 (水)

平城宮跡へ歩く

 今日は、Elliがボランティア・スタッフをしているウォーキング・イベントの日。秋晴れの空の下、高の原駅を平城宮跡に向けて出発です。

 駅を出てまず、団地の中を抜けていきます。敷地内は公園化され、紅く色づいた木々の間を小さな川が流れています。なんと恵まれた集合住宅

20111116_ikiiki_01 一行は、緑したたる森の中から閑静な高級住宅街、ひなびた田園と、豊かに移ろう風景の中を歩いていきます。左手のこんもりとした森の前に池が現れました。

 神功皇后陵です。たわわに実をつけた柿の木が、秋の彩りを添えます。

 神社で一休みの後、冬にTakaと二人で歩いた古墳群の中の道を通り、無事、平城宮跡に到着

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 のどかな風情と歴史を手軽に楽しめる、よい散策コースでした。

 

2011年11月 2日 (水)

明日香めぐり

 奈良散策の2日目。今朝も晴れやかな秋空。今日の目的地は、明日香。足の調子が今ひとつの友人のためバスをフル活用の予定で、橿原神宮駅にて1日フリー乗車券を購入。おおよそ1時間に1本のため、不便でないか心配でしたが、これが案外よく出来ていて、しっかり廻ることが出来ました。

20111102_asuka_01 橿原神宮駅を9時37分に出発。のどかな田園にぽこぽこと現れる丘陵は甘樫丘や雷丘など万葉の故地。その中を、いにしえの宮や寺の跡が点在しています。そして、風致地区として守られた、昔ながらの立派な民家。時が置き去りにしたような濃密な空間を、バスは抜けていきます。

 最初の降車地は、飛鳥資料館。飛鳥の歴史の概略を、頭に入れることができます。前庭には、明日香中に散らばる石造物の複製が置かれ、その中でも酒船石や石人像のように水を使った仕掛けのある物は、実際に水を流して往事の姿を再現しています。興味は尽きませんが、バスの時間が来たので、次の場所へ向かいました。

20111102_asuka_03  次は、飛鳥寺。蘇我馬子が建立した、日本最古のお寺です。創建当時は塔と3つの金堂を有する大伽藍でしたが、火事で焼失。

 現在は、小さな本堂に、飛鳥大仏が安置されています。年若い住職さんが丁寧に解説をしてくれ、よく分かります。鞍作止利作の釈迦如来は、法隆寺の釈迦三尊像とよく似たお顔立ち。二度の大火にみまわれ、補修の跡が痛々しいですが、飛鳥時代のままと言われるお顔の上半分はなお端正で、抽象的で古代的な目鼻立ちは、仏の理念を説き続けているようでした。

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 お寺の裏に回ると、入鹿の首塚があります。石造りの五輪塔が、甘樫丘を背に佇んでいます。大化の改新で刎ねられた蘇我入鹿の首が、この地まで飛んできたのだとか。

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 由来はおどろおどろしいながら、味わいある風景。なのに、ここへ来て空には一面の曇。入鹿の怨念 入鹿の首塚は、冬に樹氷を見に登った高見山にもありました。奈良の南部に散らばる入鹿の首塚伝説。死してなお畏れられる蘇我氏の威光が偲ばれます。

20111102_asuka_05  再びバスに乗り込み、石舞台古墳へ。時間は1時過ぎ。農村レストラン「夢市茶屋」で、少し遅めのランチ。

 古代米のご飯に、地元の野菜や豆腐を使った、やさしい味の素朴なお惣菜が並んでいます。薄味ながらひと味加えてあり、こんな味付けができたらなあ~と思う美味しさでした。

 昼ご飯をすませ、いよいよ石舞台古墳へ。

20111102_asuka_06 蘇我馬子の墓と言われるこの古墳、封土がないため、横穴式石室に入れるます。蘇我氏の怨念のためか(?)、やはりここも曇り空

 昨日の天気予報ではずっと晴れだったのに、いつからこうなったのか?今日はもうずっと曇りのままのよう。

 それでも石室の中には、薄い光が漏れていました。

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 ここから橘寺まで15分間のプチウォーキング。明日香川に沿って、木の香りが漂う森の外れを歩きます。左手には、田園越しに村落が続きます。道が田んぼの中に出たところで、白壁と瓦屋根の美しい集落が現れ、一段高い所に橘寺の山門と塀が巡っています。

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 橘寺は聖徳太子の創建で、その父、用明天皇の別宮を寺に改めたのが始まりとか。聖徳太子誕生の地とも伝わっていますが、書誌の記録では太子生誕の地は池辺双槻宮(現桜井市)となっています。当時は尼寺だったと推定される境内の諸堂は、楚々として清らかな佇まい。庭には飛鳥時代の二面石、収蔵庫では重文の諸仏、平成になって再建された往生院では色とりどりの花々の天井画も見られ、見応えがありました

 橘寺から、稲刈りの終わった田んぼの中を下るとすぐの所に、川原寺跡があります。今は中金堂跡に弘福寺がささやかに建つのみですが、廻りの広々とした空間には礎石が復元され、ありし日の大伽藍が偲ばれます。

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 大寺院が競うように並び立っていた飛鳥の都。大きな寺社仏閣が華やかに並ぶ奈良や京都の、まさに原型だったのでしょう。縮小しながらも、その法灯を今なお守り続ける明日香の諸寺。小さな存在の、偉大な努力です。

 バスに乗ると、4時過ぎ。高松塚古墳に何とか寄れそう。気持ちよく整備された公園を歩抜け資料館に入ると、壁画が再現されていました。星宿図のもと、四神に囲まれて並ぶ、いにしえの貴人達。制約のある復元でも印象的な色彩、描かれた当初はどれだけ鮮やかだったのでしょう。

 高松塚古墳そのものは、資料館を出てすぐの所に、丸く整った形を見せています。来生の図としては完璧ともいえる壁画に囲まれて眠る被葬者、どれほどの貴人なのでしょう?何より、この壁画のような衣装をまとった人たちが闊歩し、宮や大寺院が並ぶ全盛期の飛鳥の姿に思いを馳ながら、秋の大和路の2日間は暮れていったのでした。

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2011年11月 1日 (火)

コスモス再び~般若寺と興福寺

20111101_nara_01  秋は散策の季節。先週金曜日は宇治を散策しましたが、今日&明日は、学生時代の友人が我が家に一泊して、いっしょに奈良を散策する予定です。

 本日はその第一日目、ちょうど大宮に用があったので、早めに家を出、佐保川沿いを歩いて、待ち合わせ場所の近鉄奈良駅に向かいます。桜並木のもみじを眺めながら、お手軽ウォーキングです。

20111101_nara_02 近鉄奈良駅で友人と合流して、最初の行き先は、この季節10万本のコスモスが咲き乱れる般若寺。

 週末の雨で花は一部傷んでしまいましたが、まだまだ綺麗境内はこじんまりとしているものの、十三重石宝塔や観音石像が点在し、まるで野辺を歩いているかのよう。国宝の楼門の下は人が絶えず、スケッチをしている人も。

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市街地の中なのに、鄙びたのどかな境内。いつまでも居たくなる、和やかな場所。秋期特別公開中の白鳳時代の秘仏も拝むことが出来、味わい深いお寺でした。

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20111101_nara_06 お寺を出ると、午後2時前。道をはさんで向かいにある植村牧場のカフェで、遅めのランチ。クリーム本来の甘さが引き出されたクリームコロッケに、ぷりぷりのエビフライ。デザートのソフトクリームはミルキーでジェラートのよう。新鮮な牛乳の美味しさをいろいろな形で味わえる、牧場ならではのメニュー

 畜舎の前にいる白い仔馬の可愛さと、山羊の横線一本の瞳の不思議さも、一興です。

20111101_nara_07 バスで奈良公園まで戻り、興福寺へ。改装後はじめて国宝館を訪れました。

 以前は空調もなく、夏など汗だくでしたが、今は気温や湿度も空調でしっかりコントロールされ、文化財にも人にも快適。LEDの照明も柔らかく、落ち着いて見ることができます。

 国宝館そのものは何回目かの来館だったので、阿修羅像もさることながら、他の仏像に目がいきました。八部衆立像では、凛々しい無垢な幼子のような沙羯羅像、ひょうきんな迦楼羅像。十大弟子立像もそれぞれの人物の個性と精神を、端正に造詣しています。山田寺の仏頭も、凛々しくすがすがしいお顔立ち。

 次に、東金堂を拝観。幾度となくその前を通ってますが、入るのは初めて。本尊の薬師如来を囲むように、日光・月光菩薩、文殊菩薩、唯摩居士、十二神将、四天王・・・諸仏が所狭しとひしめいています。時代も、白凰、鎌倉、室町と多岐にわたっています。鎌倉期の写実的な仏の中で、白凰期の日光・月光の抽象性を残した姿が、美しくも異彩を放っていました。

 お堂を出ると、夕刻。東の空に羽のような雲が浮かび、淡い桜色に染まっています。明日も、いいお天気でしょうか。

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 夕食は、東向商店街の中華料理 飛天。「八宝菜でなく十宝菜」に「おこげのシーフードあんかけ」。どちらも広東風の鶏ガラの効いた、しっかりした食べやすいあんに、野菜もたっぷり。最後にまるでブラマンジェのような杏仁豆腐でさっぱり締めて、身も心も満たされて、家路についたのでした

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