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2010年9月27日 (月)

平城遷都1300年祭~過酷なるバリアフリー

 平城遷都1300年祭を訪れました。え?もう、何度も行っているではないか、って?春・夏、2回の天平行列、夏の夜のライトアップと練り歩いたものの、大極殿や遣唐使船の復元展示などは、未見。近くなので、いつでも行けそうなものの、一番身近な同行者Takaは人混みが苦手なため、行く気は今ひとつ仕方ないので、そのうち独りで行くべ、と思っていたElliに思わぬところからお声が。Taka母様が、やはりお連れがいないため、案内を所望しておられるのです。場内を一通り歩いただけのElliにその任が務まるのか、いたって不明ですが、入場無料、飲食無料等、種々の特典が見込まれますので、ご同行つかまつることに致しました
 Elli宅近辺からは、会場最寄りの西大寺まで週に一度ほどショッピングセンター御用達お買い物専用無料バスが出ています 帰りには買い物も出来、一石二鳥のため、乗車することにしました(これを本末転倒といいます)。
 さて、先だっての葛城山の項でも書きましたが、Taka母様はご高齢。Elli一人なら平城宮跡まで歩くのですが、今回は特別に西大寺駅からシャトルバスを利用・・・のはずが・・・買い物バスでいざ着いてみると、ショッピングセンター駐車場は、西大寺駅南バス乗り場と平城宮跡のちょうど中間 メリットがないので、歩くことと致しました。まあ、それでも、西大寺駅から歩く距離の半分で済みます。
20100927_nara1300_01  平城宮跡西側の佐伯門から入り、まず大極殿へ。だだっ広い1300年祭の会場内は、バリアフリーのため高齢者・障害者用の無料トラム&カートが巡回しています やむごとないTaka母様はこれにご乗車され、下々のElliはてくてく歩いて大極殿に参内すべく、トラム乗り場までご案内いたしました・・・が、乗り場に着くと、案内のおじちゃんからのすげないお言葉が。「大極殿前で降りたい?意味が分かりません。大極殿の入り口まででなら、ここから歩いても、次で降りてもいっしょだわ。」確かに、地図を改めて確認すると、そのような立地になっています う~む、Elliの案内は役に立っているのか?
 徒歩数分足らずで、大極殿の入り口へ。ちょうど11時前なので、前庭のベンチに腰掛け、もうすぐ始まるあおによしパレードを待つことにしました。そこへ、Taka母様よりさらに高齢の女性の方が一人、団体のツアーから外れて、いっしょに腰を下ろされました。なんでも鳥取から来られたのですが、最近、足を手術され、朱雀門からトラムで大極殿まで来たけど、思ったより歩かねばならず、すでに限界。大極殿内部は諦めて、ここで同じツアーの仲間の方の帰りを待たれる、というのです。確かに、実際に乗ろうとすると、大極殿のトラム乗り場が、出入り口に近い中央正面ではなく両端にあるというのは、高齢に限らず足腰の弱い方には過酷。しかも、大極殿に達するには、入り口からさらに延々、広い前庭の一番奥まで歩かねばなりません・・・何とかならなかったのでしょうか
20100927_nara1300_02  あおによしパレードは、シルクロードをテーマに、アラビア風衣装、天平衣装、そして僧侶の姿をした男女が、エキゾチックで軽快な音楽に合わせて、ダンスを繰り広げます 古式を再現した春・夏の天平行列と違って、今風のアレンジですが、これでもかこれでもかと舞い踊って笑顔を振りまいてくれるので、楽しめます。
 パレードを見送って、いざ大極殿へ。朱塗りの柱をくぐり、中へ入ると、上村淳之氏筆の四神と十二支が、淡い色彩の柔和でモダンな姿で、白い壁に浮かんでいます。中央に置かれた天皇の玉座、高御座は、格調高い漆塗りながら、至って簡素な椅子。その正面のテラスから前庭を見下ろすと、典礼の日に官吏が一面に整列した、華やかなりし頃の絵が浮かんできます。
 大極殿の次は歴史館へ。今度こそTaka母様はトラムで、Elliは徒歩で移動。歴史館の整理券をもらうと、40分の待ち時間があったので、その間に朱雀門見学と食事。フードコートで韓国冷麺とトッポッキを注文。うつわは簡易プラスチックでも、本場韓国の方の手になる、なかなか本格的な味
20100927_nara1300_03  食べ終わったところで、ちょうどいい時間になり、歴史館に入館。せんと君も登場するアニメーションで、奈良の歴史と平城京の生活、遣唐使の歴史が、分かりやすく解説されます。遣唐使の旅の過酷を知った所で、遣唐使船の見学。全長30mとはいうものの、実際に見ると、屋形船を少し大きくしたような、大きな木の箱が浮かんでいるだけのような船で、帆と舵で操船したとはいえ、これで荒海を越えて中国まで行くなんて、何の刑罰かと思ってしまいます 生還率6割は、はっきり言って奇跡です。最後に、VR映像による平城京の再現映像は、都の中を低空飛行しているようで、迫力と臨場感満点でした
 後1カ所入れそうだったので、遺構展示館に行ってみることにしました。こちらへは、ハートフルトラムからハートフルカートへと乗り継ぎます。が、ここでまたまた問題が・・・トラムで乗り継ぎ駅まで来てみると、カートの方は、40分に一本しかなく、しかも出たばかり。間隔空きすぎ これって、相当効率よく時間を計算しないと、役に立たないのでは?仕方なく、10分弱の遺跡探勝も兼ねて、展示館まで歩きました。当時の役所の再現や、発掘跡などを見て、外へ出ると、折しも雨。すぐ横のバス停から、路線バスで西大寺まで戻りました。
 歩数計を見ると、Elliは1万5000歩、Taka母様は1万歩超。Taka母様の足の具合が心配でしたが、翌日も何の症状もなく、こちらも一安心 それにしても、バリアフリーの時代に、場内の乗り物を使っても、ちょっと過酷な歩行距離。会場が貴重な遺跡で、敷地内を近鉄電車が走っているとしても、運行のタイミングと停車場所等、もっと何とかならないものでしょうか

2010年9月26日 (日)

カラフル彼岸花

 暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので、一月前までの殺人的な暑さからも開放された今日この頃。 ようやく平地で過ごすことが苦痛ではなくなりましたので、近くの公園に行きました。ふらふらと散歩していると彼岸花が、それも見慣れた赤色だけではなく、色とりどりの彼岸花です。

20100926_keihanna_01                   これはおなじみのノーマルカラー

20100926_keihanna_02                  ホワイトです 清楚な感じがしますね

20100926_keihanna_03                なんか彼岸花という雰囲気ではなくなりますね

20100926_keihanna_04                 ゴールデンイエローです 結構毒々しい?

20100926_keihanna_05                ピンク色 一つ一つの花弁はツツジのようです

 いろいろな色があるものですね。ふと見ると、紅葉も色づき始めていました。秋はもうそこですね。

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2010年9月20日 (月)

ススキ野原から倶留尊山

 18日の土曜日は葛城山に登ったわけですが・・・  登ったという達成感は全くなく、単に文明の利器に連れて行ってもらったって感じということなので、今日は曽爾高原の倶留尊山なるものに登ることにしました。

 倶留尊山はなんと、日本の三百名山(何それ?)に称えられている由緒正しきお山です。家からはそんなに遠くはないので、朝ゆっくり出て登山口になる曽爾高原に到着しました。曽爾高原といえばススキ、そして今、一面のススキ野原です。

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 このススキ野原を眺めながら高原を登っていくとこんな風景が・・・

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20100920_kurososan_03 気持ちのいい高原の風景が広がります。この高原を眺めている間は本当に気持ちいいのですが、当然のことながらいつまでも続くわけではなく、途中からは、山道に入っていきます。この後はひたすら森の中です。そして途中には、入山料 をとる小屋があります。

20100920_kurososan_04  ・・・私有地だったのですね。 まだ山登り超初心者の我々ですが、こんな経験は初めてです。山登り1年目にして厳しい山の掟の洗礼を受けたのでした。 さて恭しくも料金をお支払いして料金所を通過すると、そこは、二本ボソという山の頂上となっており、曽爾高原を見晴らすことができます。

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20100920_kurososan_06  その後は、ひたすら険しい(急勾配で結構つらかったですゥ )山道をのぼりながら到着したのが日本三百名山の倶留尊山頂上 1038m でっす。

 うっ、何故か、頂上のありかを示す看板が4枚ほど、散乱しています。 どれを本当の山頂と信じれば良いのでしょうか  とりあえず、石積みの上にある、「我こそが正式看板」と主張しているものを信じて記念写真をとったりしながら休憩しました。ところがです。なんか、ハエさんがとても多いのです。お弁当を食べてらっしゃる方達はハエを追い払うのに一苦労されてました。ちょうど、頂上のベンチを修理されている方がおっしゃるには、今年は猛暑でハエが異常発生したとのことです。それでも今日はましになってきたとのことで、2週間前などはとてもお弁当など食べられる状態ではなかったらしいです。我々も登山口で買った草餅を食べて早々に下山することにしました。

 森を抜けると、そこは再び、風そよぐ高原です。ススキが風に揺れてとても気持ちいいです。

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下山後は、近くにある「お亀の湯」という温泉で汗を流して帰途につきましたとさ。

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・・・おまけ。 本日の自分へのご褒美。曽爾高原の地ビールです。

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2010年9月18日 (土)

葛城山 お手軽ロープウェイ登山

 暑さ寒さも彼岸まで。。。 8月以来その言葉だけを信じて生きてきて、なんとなくその実感が確かなものになってきました。

 さて、もうすぐ、お彼岸ということでご先祖様の供養を行わなくてはなりません。人混みが苦手な Taka は、9月23日の所謂、お彼岸本番にお墓に行くことなど思いもよりません。それに人混みに紛れて幽霊様も徘徊していないとも限りません。 ということで、本日、Elli と Taka母を連れて、ご先祖様供養を決行することになりました。

20100918_katsuragisan_01 お墓参りを済ませ、身も心も清めた後、少し足を伸ばして、葛城山に登ることにしました。とは言っても高齢の Taka母 を引き連れているのでてくてくと登ることは相成りません。

そうです。そこで登場するのが文明の利器

   ロープウェイ 

です。登山口より6分間で一気に山頂付近にまで運んでくれる優れものです。山上駅からは殆ど起伏がなく頂上に行くことが出来るので、サンダル姿のお姉さんなんかもちらほら見られます。下界はそこそこ暑かったのですが、山上は19℃という天然のクーラー状態で過ごしやすいことこの上ありません。 

20100918_katsuragisan_02               山上駅より気持ちのいい木立をのんびり歩くと・・・

20100918_katsuragisan_03                     ほら、山頂はすぐそこ

 葛城山の特徴は何と言っても、その眺望です。西を臨めば遠くにはビジネス街のビル群が見渡せる大阪平野が、東を臨めば万葉の里、奈良盆地を見下ろすことができます。この山を境にして、大きなギャップを楽しむことができます。

20100918_katsuragisan_04           ちょっと霞んでいますが、西の大阪平野です。遠くにビル群が・・・

20100918_katsuragisan_05               東の奈良盆地です。大和三山が可愛らしいです。

20100918_katsuragisan_06  山上では施設も整っており、この景色を眺めながらソフトクリームなども食べることが出来るという、まさに極楽浄土・・・

 一応、このブログのカテゴリーを「登山」としましたが、こんな軟弱なことで「登山」の称号を与えてもいいものかと少し迷ってしまう(っていうか、これ、登山じゃないでしょ)くらいお気軽です。

 

 ススキも穂を出し、その周りを赤とんぼが群れて、一足早い秋を感じた一日でした。

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小さなお客様

 今日、朝起きたら、 庭の芝生にこんなお方が・・・

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 なんか、幸せな気分な一日の始まりでした。

                    こんなコトに幸せを感じるって・・・ もしかして、もう、お・と・し?

2010年9月16日 (木)

水木しげる・妖怪図鑑

 大好評の朝ドラ、「ゲゲゲの女房」 Elliも昭和の空気を懐かしみ、ほんのり心に沁みる朝の一時を過ごしています。ドラマにも描かれていますが、水木しげるといえば、何と言っても、鬼太郎を始めとする妖怪たちの「見えんけど、おる」ものの世界。Elli、なんと光栄にも水木先生と誕生日が同じ そのせいかなんなのか、大学では妖精やこびとの登場する民話や伝承に足を突っ込み、水木しげるの著作では、岩波新書の「妖怪画談」シリーズは揃えています(たったそれだけかい?)。その原画が、神戸で見える これは見逃すまいと(「篤姫」の鹿児島旅行や「龍馬伝」の長崎旅行と同じく、単にNHKに踊らされているだけという話も・・・)、親しい友人を誘って、いそいそと出かけました
20100916_gegege_01   会場には、水木先生の妖怪画の原画が、びっしりと並んでいます。まず驚嘆するのは、その精緻な筆致 細かい点描や線描で画面を埋め尽くし、一面びっしりの黒色が、そのまま絵の中で独特のおどろおどろしい陰となっています。「ゲゲゲの女房」でも、水木しげるの原画は「印刷では出ないと分かりながらも、手を抜かず細かく描き込まれている」と紹介していましたが、気の遠くなるような緻密さ 水木作品の土俗と妖気は、この綿密な点と線が生み出しているのですね。
 原画を見て改めて気づくのは、色彩の美しさです 絵全体はおどろおどろしい迫力に満ちているのに、色彩だけ見ると、カラーインクを使っているのか、透明感のある淡い色合いで、目に爽やかなほど 着物の柄や植物なども粋で、可愛らしくさえあります。水木しげるの絵が、怖いのに思わず見入っててしまうのには、こうした色彩や絵柄の魅力もあるのでしょう。
 展覧会には、江戸時代を中心に、水木しげるが参照した絵画や文献も展示されていて、それをどのようにアレンジしたか伺えます。水木先生のインスピレーションの源の豊かさに触れ、その漫画作品を読みたくなる展覧会でした。
 美術館を出たら、夕方6時 三宮に繰り出し、夕食 ふと目にとまった、駅近くの広東料理「楽楽縁」に入りました。店員さんも厨房も、中国の方。料理の方も、本場の家庭の味を彷彿とさせるのに、絶妙の食感で、肉も魚も香ばしく、野菜は滑らか、とろとろ プロのなせる技です。中国を長期間、自由旅行したことがある友人も、「現地の屋台の味!」と、とても喜んでいました 次は、是非、Takaも連れてこなければ。かくして、読んでみたい本だけでなく、入ってみたいお店も見つかり、「読書の秋」「食欲の秋」の始まりを告げる9月の1日となったのでした。

2010年9月11日 (土)

青山高原 朝散歩Ⅱ (光の魅力)

ようやく殺人的な暑さは収まってきましたが、まだまだ日中は汗のしたたる今日この頃です。というわけで、お天道様が猛威をふるい出すお昼を避けて運動不足を解消しようと、今日も行きました。

  青山高原 朝散歩 Ⅱ

に。

 まぁ、特に何をするわけでもないのですが、草原で朝ご飯替わりのおにぎりを食べて、あとは遊歩道をぶらぶらと歩くだけです。それだけなのですが、普段は味わえない風景に出会うことができます。

 今日は、朝の光を通して見た青山高原の魅力をご紹介します。

20100911_aoyama_01                このような森林帯では朝の木漏れ日が鮮烈です。

20100911_aoyama_02                 木漏れ日と蜘蛛の芸術も楽しめます。

20100911_aoyama_03                 葉を透過してくる光は緑のシャワーとなります。

 いかがでしたか。 散歩を終えて帰るころには気温も上がり汗ばんできましたが、高原には、ススキの穂が確実に秋の訪れを告げていました。

20100911_aoyama_04

 

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