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2010年8月27日 (金)

光と灯りの平城宮跡

 平城遷都1300年祭の夏のメインの呼び物、「光と灯りのフェア」 Elliの参加した「光の天平行列」も、その一環です。同時に、会場のあちこちで、様々な意匠を凝らしたライトアップや光のアートが繰り広げられています。行列で歩きながら左右に目をやると、大極殿前庭に一面に広がる燈火会や、闇に浮かぶ光のバルーンなど、なにやらとっても綺麗な様子。行列が終わったら、ぜひ光り物大好きなTakaといっしょに、場内を巡ろうと、楽しみにしていました
 着替えが終わって外に出ると、8時前。ライトアップ終了の9時まで散策するにはちょうどいいタイミング。と・こ・ろ・が・・・危惧していたことが・・・夕食を求め夜店を巡ってっていたところ、Takaから蚊の鳴くような悲鳴が・・・「人が多いよの~」Takaの弱点、人酔いが始まってしまったのです(ちなみに、Elliが人混みにやたらと強いわけではありません。あくまで、人並みです。Takaがあまりに弱いのです。)こうなると、引き揚げるしかありません。最寄りのショッピングセンターに避難し、ラーメンを食し、その夜はお開きとなったのでした。
 にしても、会場のイルミネーションの幻想的で麗しいこと・・・行列は26日が最終日。が、イルミネーションは27日金曜日が最終。しかも、これは、1300年に一度しかない出来事。この一日を逃したら、二度と見られないかもしれません(本当か?)。ここは一念発起、お仕事にいそしむTakaには申し訳なくも、Elli独りで出かけることにしました
 今回初めて、天平行列では通ることのなかった公式な入り口、エントランス広場に立ち寄り、フードコートのパン屋さんでチーズのしたたるフランスパンピザで軽く腹ごしらえ 平城宮跡の南の入り口、朱雀門から、光の景観を求めて北へと歩き出しました。

20100827_sento1300_01 朱雀門と光の玉。色彩が、赤紫・黄・緑・青と、刻々と変化していきます。また、朱雀門の前庭には、水を張ったビニール製ボートが置いてあり、水面を覗き込むと、光に照らされた朱雀門が映り込んでいました。

 

 

 

 

20100827_sento1300_02 大極殿と光のバルーン、青いLEDの光の川。隣の並木のライトアップも幻想的です。

 

 

 

20100827_sento1300_03 少し歩いて南を振り返ると、バルーンの列と青い光の川の向こうに、朱雀門が佇んでいます。

 

 

 

 

青い光の滝の奥に、大極殿が覗いています。

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反対側から見ると、朱雀門が緑の岸辺と共に現れます。

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 光のバルーンと青い川もそうですが、朱雀門と朝堂院、大極殿が南北に一列に並ぶ立地を、よく生かしています。最後に、大極殿と行灯、銀色の光の流れです。

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 大極殿の燈火会は、昨夜のTakaの写真をご覧下さい。行列のない今日、中央の通路に燈火で"1300th"の文字が浮かんでいました。(大き過ぎて、写真には撮れませんでした。)今宵限りの灯り。夏は終わりますが、平城遷都1300年祭は秋も続きます。季節がよくなったら、歴史館や大極殿の中にも入ってみたいと思います

2010年8月26日 (木)

リベンジ天平行列 貴族姿のElli

 思えば、今年の5月3日・・・

 いにしえの殿上人の姿をして、「いにしえの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな」と詠じながら、平城宮を颯爽と闊歩するはずだった5月3日

 それが、どこでどうまちがったのか、すた袋姿で、 ドナドナ を口ずさみながら、とぼとぼと歩いた5月3日

 以来、臥薪嘗胆し、リベンジの機会をうかがっていた Elli ついにその日がやって参りました。そうです。今度こそ貴族衣装での平城宮闊歩の日がやってきたのです。しかも、その名も

      光の天平行列

という、派手好きな天平人も真っ青なイベントなのです。 Elli 一世一代のイベントということもあり、 Taka も会社を早々に逃げ出して馳せ参じた次第であります。

 会場に着くと、 なにやら怪しい一団が・・・

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 これぞ、光の天平行列軍団です。 全身が光って、天平人も真っ青どころか、ホタルさんでさえも完全脱帽でしょう。それでは、平城宮を堂々の面持ちで練り歩くリベンジ Elli の晴れ姿をご覧下さい。

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 苦節3ヶ月、ようやく溜飲を下げた Elli。 最後は、彼方に浮かび上がる大極殿を背にしての記念撮影です。

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 こうして、Elli の熱い夏も終わりを告げたのでした。

 楽しい夏をありがとう。 さらば 平城宮!!

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 ・・・しかし、翌日、驚くべき事実が。。。

2010年8月14日 (土)

なら燈花会

 Takaには夏休みはありません。 8月といえども、毎日、月・火・水・木・金 と欠かさずお勤めに出かけます。とってもまじめな日本のサラリーマンです。 というか、この暑くて何処へいっても大混雑する季節にお休みをいただいてもあまりうれしくないのでちょうどいいのです。  暑いのも苦手ですが、もっと恐ろしいのは

       人混み

なのです。 人が多いと空気が少なく感じる人なのです。

 ですから、お盆は、それこそじっとお家でひっそりと過ごすのがいいのです。ところが問題はElli。 暑さにも強いのですが、人混みにも滅法強い人なのです。 すなわち生粋の

       ア・ジ・ア・ン

なのです。そんな Elli ですから、お盆はひっそりとお家でなどとひ弱な生活態度は許せないのです。 ですが、一応 Taka のことも考えてはくれているのか、本日、繰り出されたご提案は、

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です。 確かに、夜なので涼しいし、そんなに人混みも多くはないでしょう。実際、一昨年も行きましたが、幻想的で素敵でしたし・・・

 しかし、予想に反して、たくさんの人がおられました。 一昨年は、平日だったのと、すぐにメイン会場である春日野園地に向かったので人混みは殆ど感じなかったのですが、今日は、「順路」(今から思えば、なんの順路なのか全く意味不明なのですが)なる看板に従ってしまったため、我々と同じ罠にはまってしまった多くの不幸な方たちと群をなしてしまい、一部の道では、人渋滞をおこしてしまい、10メートル進むのに1分くらいかかるという、人混み恐怖症の Taka には耐えられない状況に陥ってしまったのでした。  しかし、夜の人混みというのは、昼の人混みと違って、さらに息苦しく感じるものですね。 おぇっ。

 さすがに Elli も これはまずいと思ったのか、急ぎ足でメイン会場へと導いてくれて行き倒れることだけは免れた次第です。 トホホ 

 それでは、這々の体で撮った写真をご覧頂き、今宵はここまでにいたしとうござりまする。

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2010年8月 1日 (日)

伊吹山とお花畑

 酷暑が続いています夏になると、暑さを避けるために高所へ行きたくなるElli(ちなみに、Elliが暑さに強いわけではありません。本当に強ければ、涼を求めて移動なぞ致しません。Takaが極度に暑さに弱いのです。現に今も冷房の効いた室温27℃の空間で、汗をポトポト垂らしています。)、先週の青山高原早朝散歩に引き続き、「夏は、涼しいところへ! 作戦」の第2弾ということで、今週末は伊吹山を目的地に定めました。
 伊吹山といえば、高山植物。特に夏のこの時期、山頂はシモツケソウで一面のピンクに染め上がるとか。ドライブウェイの公式HPを見ると、そろそろ見頃。天気予報も良好。ということは、標高1377m程度では、日中、結構暑くなるはず。昼間の暑さと、全国各地から観光バスで押し寄せる人の波を避けるべく、朝3時に起きて、いざ出発です
 午前6時前、関ヶ原に到着。しかし、当の伊吹山はまったく姿を現しません。白いガスの塊の中にお隠れになっています案の上、ドライブウェイのゲートでは、「上は霧が出てますから、気をつけて。」と、係の方のお言葉。先着1万5千台のご褒美にもらった「百花繚乱」団扇が、心を慰めます
20100801_ibukiyama_01  前後左右数メートル、自分が走っているごく周りしか見えない中、9合目駐車場に到着。さすがに冷んやりしています。眼下に琵琶湖や、遠く白山を拝むことは不可能とりあえず、山頂まで登って、様子を伺うことにしました。

 最短コースの中央遊歩道を、例によって写真を撮りながらゆっくり歩くこと20分、カワラナデシコやコオニユリが揺れています。山頂に着くと、ガスがさらに濃いのか、ヤマトタケルの像が、カメラを向けたレンズの先で白く霞んでいます。

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 朝食のおにぎりを食べようと腰を下ろすと、半袖では肌寒いほど。じっとしていてもしょうがないので、少し休んで、下り専用の東側遊歩道を辿ってみることにしました。すると・・・シモツケソウのピンクに染まった原野に、メタカラコウの黄色やクガイソウの紫が揺れています。一面の花園
 花を愛でながら、人一人の幅しかない粘土質の道を下りて行きます。片手ストックを使うElliは普通に歩けますが、ストックを持たないTakaは苦戦気味。何度も滑りそうになっています。かくゆうElliも1回だけ足を滑らせました。後半からは、背丈ほどもある草木が道の両端に生い茂り、葉が体を掠めます。自然保護優先とはいえ、なかなか大変しかし、花の種類は見事で、オオバギボウシ、ミヤマコアザミ、山アジサイ、渡り蝶のアサギマダラにも出会えました。それでは、東側遊歩道で出会った花たちをご覧下さい

20100801_ibukiyama_03                  シモツケソウです。朝霧でしっとりと

20100801_ibukiyama_04                      玉のような水滴が・・・

20100801_ibukiyama_05                          クサフジ

20100801_ibukiyama_06                     ヤマホタルブクロです                  

20100801_ibukiyama_07                  アザミ・・・ 何を隠そう Taka の誕生花

 20100801_ibukiyama_08                  メタカラコウ シモツケソウに映えます

 駐車場に戻ると、青空が覗き、西側の斜面に日が当たっています。斜面に広がる草原の、高山らしい風景今度は、緩やかな西側遊歩道を歩いてみることにしました。道の下の斜面にはノリウツギ、頂き近くにはヤマホタルブクロも見えます。山頂に着くと、今度はヤマトタケルもくっきりと鎮座しておられます。

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 心地よい冷涼な空気にしばしうたた寝をして、山頂一帯を散策。陽が当たると、花の色が引き立って見えます。刻一刻と開花も進み、朝にも増して鮮やかな光景シモツケソウのピンクを取り巻くように、シシウドの白、メタカラコウの黄色が咲き乱れる花園。圧巻です眺望がきかず、少し虚ろな様子だったTakaも、すっかり夢中になってシャッターを押しています少し場所を変えると、今度はピンクと紫の、上品な同系色。白く可憐なイワアカバナ、お日様のようなキンバイカ、一見枯れ花のようなシュロソウも。岩場に張り付くように咲く、イブキジャコウソウは北西欧のヒースのようです。

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 まさに今が盛りの花畑を堪能し、ついでに山頂小屋で名物の山菜そば、牛乳と草餅も美味しく味わって、駐車場に戻りました。
 時刻は1時前。駐車場は満車。ドライブウェイを下ると、上りは大渋滞。乗用車や観光バスの長い長~い大・大・大行列恐ろしいことです最後尾の人たちは、夕方までに山頂に上がれるのでしょうか・・・

20100801_ibukiyama_13  下界は、うだるような暑さ時間もまだまだあります。道ばたに目をやると、「関ヶ原鍾乳洞」なる看板が目に飛び込んで来ました。う~む、明らかに伊吹山から下りてきた人を誘導しています。Taka曰く、「おお、鍾乳洞鍾乳洞は涼しいよの。」何の迷いもなく、入洞することにしました。中の気温は、15℃。冷んやりとした、天然の涼しさ山の鋭い冷気とは違う、天然の涼感がここにはあります。そして、鍾乳石は・・・半分、いえ、3分の2が背の低い、何の変哲もないコンクリートのトンネルしかも、最後の方は、鍾乳石の少なさを埋め合わせるべく(?)、洞窟内の清流を養殖場から放流したニジマスが泳いでいます

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 それでも、クライマックスの鍾乳石のつららと石筍の回廊は、神秘的で美しいものでした。これで700円は、高いのか、安いのか天然の冷気室へのお布施と、納得することにしました
 洞窟を出ると、まだ2過ぎ。気を取り直して、養老の滝へ向かいました。楓の緑鮮やかな木立の中、川を遡ること15分。爽やかな景観に反して殺人的な暑さに、冗談ではなく半ば熱中症に陥りそうになりながら坂道をヨレヨレと上っていくと、小川は渓流に変わり、冷やりとした空気が漂い始めます息を吹き返して坂を登り切ると、崖の上から、端正な白い反物のような水の帯が懸かっていました。

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 滝のマイナスイオンを浴び、養老神社で名水を口に含むと、本当に生き返る心地です。せせらぎの畔の茶屋で一服すぐ近くの駐車場の辺りの茹で上がりそうな暑さが、嘘のような涼風水と木立の力を実感します。ところてんがつるんと喉を越すと、忘れていた夏の和の風情が蘇りました。
 山の涼、洞窟の涼、水の涼。思いも掛けず、3つもの異なる冷気を体感し、贅沢な夏の一日旅行でした

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